キャベツの生産地と黄色い花を初めて知った
海部郡飛島村では二毛作が行われています。
春から秋には水田として早生のコシヒカリを植え8月末に収穫します。
その後多くは大豆や麦を植えていますが、11月頃にキャベツの苗を植えている一角もあります。
米価の国際競争力のためと農家の後継者不足で、農業の大型化の政策によって個人の田んぼを専業農家や株式会社に委託するようになりました。
田んぼや畑を大型機械がいれられるように区画整理したのです。
植えられたキャベツの苗の量は多く、生育途中に人力で農薬か肥料を撒いていました。
スーパーでいつでも1玉150円前後で売られている理由はこんな栽培によるのでしょう。
キャベツには秋キャベツと春キャベツがあり、小学校の社会科には群馬県の嬬恋高原のキャベツ畑の写真と説明が載っていました。
長野や群馬県では高原のために春キャベツが6月~10月まで収穫できます。
愛知県、茨木、千葉県では秋キャベツで10月~7月まで収穫できます。
キャベツが1年中買えるわけです。
作付面積は愛知県が1位、群馬県、千葉県と続きます。
愛知県では三河や田原市周辺が大きな産地となっています。
4月初めにそのキャベツ畑の近くを通ったら、まだ収穫されていないキャベツが植わっていました。
葉が広がって花茎を伸ばして花を咲かせているものがありました。
こんな状態では商品として売れないだろうなと思ったものです。
キャベツはアブラナ科の仲間で、ナノハナと同じ4つのハナビラを持つことは知っていましたが、実際に見たのは初めてでした。
色は白か黄色かどちらだろうと疑問に思っていたのです。
黄色い花が咲いていました。
花を見てナタネ(ナノハナ)と同じアブラナ科なんだと実感したのです。
個人が作っている小さい畑にはブロッコリーが植えてありました。
そのブロッコリーも花茎を伸ばしていましたが、それもやはり黄色でした。
ダイコンは白い花ですが、他にも野草のタネツケバナ、ナズナ(ペンペングサ)などは白い花です。
またショカツサイ(ハナダイコン)は薄紫です。
アブラナの花の色に規則性があるのかどうか分かっていません。
もう少し色々探してみたいと思っているところです。
(アブラナ科 アブラナ属 ヤセイカンラン種)
カモ撮りこうちゃん