「ぶんぶんぶんハチが飛ぶ」のはクマバチなのかな?
蟹江周辺で見られるハチにはスズメバチ、アシナガバチやハナバチの仲間がいます。
どの地方でも見られるものと違いはないと思わます。
その中でもハナバチの代表であるクマバチは小さい頃から印象に残るハチでした。
触ると刺されることはありますが、スズメバチほどの恐怖感はありません。
そのずんぐりした大きな体形も愛嬌があって親しみが湧いてきます。
春のサクラが咲く季節の天気が良い日には、道路上や広場でクマバチが空中でホバリングしているのを見かけます。
天童の舞鶴山の広場、岐阜県揖斐川町の谷汲山の駐車場、蟹江の用水堀りの脇の道路上でも見かけました。
場所が違っても同じ行動をしているのを見ると、この時期のクマバチの習性だと考えられます。
weblio辞書を調べてみると「クマバチは、単独性ハナバチ類の1種で、4~11月に出現する。越冬した成虫は5月頃から縄張りを作り、巣を作り始める。雄成虫は縄張りの範囲内では空中を静止飛行したり、激しく飛翔して他の飛翔昆虫を追撃する。~中略~ 花の蜜と花粉を食べ物とし、花粉媒介昆虫として知られている。攻撃性は弱く、何もしなければ人を襲うことはない。」と記されています。
私が経験していることと合致しています。
私のこれまでの経験では、クマバチが空中でホバリングしている近くにはサクラなどの花が咲いていることが多いのです。
昔から「ぶんぶんぶん」(村野四郎 作詞 ボヘミア民謡)では、「ぶんぶんぶん はちがとぶ おいけのまわりに のばらがさいたよ ぶんぶんぶん はちがとぶ」となっています。
私はこれまでずーっと、ハチが花から花へ移動している様子を「ぶんぶんぶん」と表現しているのだと思っていました。
でも花から花へ移動する際には、「ぶんぶんぶん」と音を立てながら移動することは少ないと思われます。
天童に住んでいた頃、近くの公園でサクラが満開になった時、サクラの花の近くに行くと「ぶんぶんぶん」という音が聞こえてきました。
恐らくクマバチがサクラのまわりで、ホバリングしていた時の音だったと思われます。
こうした経験から、この「ぶんぶんぶん」はクマバチが路上や花のまわりで空中静止しているホバリングの時の様子を歌ったのではないかと思うようになりました。
但し民謡が歌われたボヘミア(チェコ共和国の西部地方)に日本と同じクマバチがいるかどうか分かりませんが、それに類するハチがいるのではないかと推測しています。
ほんとかなー。
(ハチ目 ミツバチ科 クマバチ属)
カモ撮りこうちゃん