またノスリとカラスが関わる場面を見た!

永和の南側一帯は田んぼになっています。

今の時期(3月20日頃)は土起こしがしてあるだけで水は張ってありません。

その一帯にときどき白っぽいノスリがきます。

行動範囲内なのでしょう。

餌を求めてやってくると思われます。

そして電柱の上にじっと止まっていて、時々次の電柱に移動していきます。

土起こしの田んぼで餌探しをしているようです。

この時期は餌になる動物が一番少ない時期だと思われます。

こんな広い田んぼで何もいないと思われるのに、動かずにじっとしています。

私が写真を撮るために、電柱の傍まで近づいても逃げないこともあります。

そんなノスリが田んぼに降りて何か捕まえた場面に出くわしました。

そして啄んでいました。

その上空を1羽のカラスが飛んで来て、ノスリに向かって低空飛行しながら威嚇し出しました。

何度も何度も行っていました。

ノスリのすぐ上を飛んでも、脚や嘴で突っつきはしません。

ノスリのすぐ上に近づくだけです。

ちょっと不思議な行動です。

ノスリは近づいてくるカラスを見ながら、胡散臭いような顔つきで眺めています。

少し経つとノスリが飛び立ちました。

私にはノスリの脚に何か掴んでいるように見えました。

餌を啄んだりカラスを見つめる時のノスリの顔つきは、電柱で見かける可愛い表情とは違って、野生の顔つきになっていました。

これはチョウゲンボウの場合も同じです。

飛び立ったノスリは電線に止まりました。

追いかけてきたカラスも電線に止まりましたが、ノスリは怯えた様子は全くありませんでした。

しばらくするとカラスは飛び去って行きました。

その様子から、いつもカラスに追われているノスリは本当はそれほど弱くはないのかも知れないなと思ってしまいました。

やはり猛禽類のタカなのかも知れませんね。

(タカ科 ノスリ属)

カモ撮りこうちゃん