ダイサギは狩りの名手だと思う!
ダイサギは蟹江周辺で見られますが、数が多いとはいえません。
ダイサギは一年中、この周辺で主に魚を捕って生活しています。
チュウサギが春から秋までくる夏鳥だと分かると、冬期間に見かける大きなシラサギはダイサギだと同定しやすくなります。
春になって東名阪道(高速道路)の蟹江インター内にあるサギのコロニーには、ダイサギも営巣していると思われますが、私自身がダイサギとチュウサギを区別できない状況なので、ダイサギが営巣しているか分かりません。
でも時間が経てばできるようになるのを楽しみにしています。
ダイサギとチュウサギの違いは、チュウサギのところでも述べたように、口角が目の下を越えて先まであるのがダイサギ、目の下までのものがチュウサギです。
他には頭がなだらかなのがダイサギ、頭が少し盛り上がっているのがチュウサギです。
ダイサギの方が大きく(88~98㎝)、チュウサギの方が小さい(68㎝)ので、並んでいれば分かります。
でも個体だけを見ると、ダイサギかチュウサギかが分からなくなります。
大きめのシラサギが飛んだり、餌を採っている写真を撮って確認するとダイサギで、田植え前の田んぼや沼の一角で、魚を捕っているのです。
その魚を捕る時の様子は、首を伸ばして水中に嘴を伸ばして突っ込みます。
その一瞬の緊張感が何とも言えない感じがします。
生きるための技や想いを感じない訳にはいきません。
そうした場面を見かけると魚捕りの名手だと感じ入ってしまいます。
「日本の野鳥」(叶内拓哉、安部直哉他 山と渓谷社)では「体がミズにつかない程度の深さの水辺をゆっくりと歩いて魚類を探す。ときどき立ち止まって水面をじっとにらんでいる。魚を嘴で挟んだり、刺したりしてとる。カエルやザリガニなどもとる。」と記されています。
ダイサギでは、アオサギのようにウナギなどの大物を捕っている場面は見かけていません。
まだまだダイサギの習性や生態については知り始めたところで勉強中です。
少しずつ認識が深まっていく楽しさに期待しているところです。
(ペリカン目 サギ科 アオサギ属)
カモ撮りこうちゃん