繁殖羽が美しいぞ!コサギの営巣・育雛 その2
6月頃になると東名阪道(高速道路)の蟹江インター内の木々で、コサギが営巣・産卵・育雛するようになります。
その頃はゴイサギも営巣し出します。
他にアマサギも少数営巣するようです。
この時期コロニーはとても賑やかになります。
初めてコサギの繁殖羽を見たとき、とても驚きました。
羽が細かく分かれてフワフワしているのです。
とても綺麗で魅了されました。
写真ではオスもメスも繁殖羽になっています。
こんな姿を見たらオスもメスも、擬人的にいうと、それぞれがそのセクシーさに圧倒されるだろうなと思ってしまいました。
繁殖期には野鳥のオスの多くが美しい生殖羽に変わるのに、人間だけがなぜ逆に女性が着飾るのかとても不思議です。
コサギはオスとメスどちらも繁殖羽になっているように見えます。
皆さんの中には、コサギの繁殖羽を見た人は少ないと思いますが、その姿を見れば納得いただけると思いますよ。
営巣はオスが木の枝を運んでいて、メスが巣を造っていきます。
このように2羽共同で巣造りしてヒナを育てます。
インター内のどの木々もコサギやゴイサギの巣で混雑し、鳴き声やフンもそこら中に落ちています。
インター内のコロニーは東名阪道に沿った道路のフェンス越しに見られたのですが、昨年土手のフェンス張り替えで伐採してしまいました。
この近辺では唯一のサギのコロニーです。
ここがコロニーになった理由は、これまで神社の森にあったコロニーが臭いやフン公害で追われたことや、猛禽類のタカの攻撃を受けにくいことからだと言われています。
弥富インター付近にもコロニーがあったのですが、消滅してしまいました。
中日本道路もサギを守るためにコロニーを失くさないと了解していると聞いていましたが、全部伐採してしまいました。
復元するには、5年~10年はかかるでしょう。
サギが絶滅しないか心配です。
数少なくなった木で混雑しながら、コサギの営巣が続くと思われます。
もう少し人間本位ではなく、自然の野生動物と調和し合えるような計画ができないものかと思ってしまいました。
(ペリカン目 サギ科)
カモ撮りこうちゃん
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