善太川の堤防のダイコンの花は壮観だぞ
春になると、善太川河口の土手はダイコンの花が一斉に咲き出し華やかになります。
誰かが植えたものではなく、自然とだんだんと増えていったものと考えられます。
1月末にはダイコンの葉がそこら中で見られるようになりますが、3月に入るとダイコンの白い花が満開になります。
多分テレビで放映されると、多くの人が押し掛けると思われますが、今のところそうしたことがないので、知っている人だけの楽しめる秘密の場所になっています。
春の野草の新芽はほとんど茹でれば食べられるので、ダイコンの若葉を採ってきて茹でてポン酢をかけて食べてみました。
ちょっとした苦みがあり多少気になりますが、酒の肴には最適だと思いました。
ダイコンの花が咲き出すと、早めに孵ったモンシロチョウが盛んに飛び回って、メスを探したり吸蜜したりしています。
またスズメの群れが花を啄むためにダイコンの花の中に埋もれています。
ダイコンはナノハナと同じアブラナ科で、4枚のハナビラを持っています。
ナノハナ、ナズナ(ペンペングサ)、タネツケバナやショカツサイ(ハナダイコン)などもアブラナ科です。
私は馬鹿の一つ覚えで、4枚のハナビラならアブラナ科、アブラナ科なら4枚のハナビラと単純に考えて、歩き回っている場所の植物の確認を行っています。
因みに花びらが5枚ならバラ科です。
例外もありますが、そうして大雑把に捉えることが、自然を探索する有効な武器になると考えています。
例外に出会うと認識が深まるきっかけになるので、そのことも重要なのです。
昨年3月末に東京に住んでいる幼馴染が来た時、その場所を案内しました。
その風景の壮観さにびっくりして写真を撮っていたものです。
この季節だけの楽しみですね。
(アブラナ科 ダイコン属)
カモ撮りこうちゃん