首筋の模様が美しいキジバト

蟹江周辺で見かけるハトには2種類あります。

カワラバト(ドバト)とキジバトです。

この2種類のハトは習性が違っています。

カワラバトはいつも群れで行動し、多い時は数百羽の群れも見かけます。

田んぼや畑に群れで降り立ち採餌しているのをよく見かけます。

人里近くで活動しています。

止まるのも電線、電柱や橋桁が多く、集団で木の枝に止まっているのを見かけたことはほとんどありません。

それに比べるとキジバトは家族単位のようで10羽前後までがせいぜいです。

カワラバトよりは川の土手とかヨシ原、人家がないところで見かけます。

人家で全く見かけないわけではありませんが、多くはありません。

採餌は畑、狩り入れ後の田んぼやヨシ原の下で採餌しています。

止まるのは木の枝が多くカワラバトとは違っています。

木の実を採餌しているのを見かけるのもキジバトだけです。

そんな習性から、カワラバトに比べてキジバトの方が野生傾向が強いのではないかと思われます。

キジバトの名前は羽がキジの羽と似ていることからつけられたようです。

でもキジバトの一番の特長は、首筋にブルーの紋がついていることです。

カワラバトにはありません。

初めてその首筋の模様を見て、その美しさに魅了されてしまいました。

愛知県の狩猟時期が11月15日から2月15日までで、ときどきハンターたちがカルガモやキジを狙って、川の土手や土手下を猟銃を持って歩いているのを見かけます。

当たると大変なので離れますが、時々パーンという銃声を聞くことがあります。

キジバトも狩猟対象になっています。

ところがカワラバトは対象外のようです。

カワラバトに比べてキジバトの数が多いとは思えないのに、キジバトだけが対象になると理由はなぜなのでしょう。

人間と野生との距離感の違いで、野生傾向が強いキジバトが対象なのでしょうか。

キジバトは舟木一夫の「絶唱」でヤマバトとうたわれています。

キジバトの野生の特長からそう呼ばれたのではないかと思われます。

キジバトは郊外を歩くとよく見かけるハトなので、見かけたら首の模様を是非見て下さいね。

(ハト目 ハト科)

カモ撮りこうちゃん

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