タケノコのようになって採餌するオナガガモ

天童の原崎沼では、冬になると、マガモ、ヒドリガモ、ヨシガモやオナガガモなどを見かけました。

その中でも、オナガガモは首がすらりとしてハクチョウのような風情を感じさせます。

オスの首周りの模様はモダンアートのようにシンプルでしかもノーブルです。

蟹江周辺を歩き回っていますが、善太川や木曽川で1~2羽見かけたただけで、大きな群れのオナガガモは見かけていませんでした。

ラムサール条約の藤前干潟に出かけた時に、海上にオナガガモかと思う群れを見かけましたが、夕方でシルエットになっていてはっきりと分かりませんでした。

撮った写真は300ミリの望遠なので、当然ぼやけていました。

オナガガモだろうと今でも思っています。

藤前干潟に行く途中の水の張ってある田んぼでオナガガモの群れを見かけました。

農家の人たちが輪番制で冬に水を張っているようなのです。

越冬に来るカモたちの安全と餌場の確保のためだと思われます。

数年見ていますが、年によって水の張っている田んぼの場所が違うのです。

ある時その田んぼに、オナガガモの他にコガモとハシビロガモの群れもいました。

コガモは水面採餌していました。

ハシビロガモは顔を水面につけて並んで、プランクトンを採餌していました。

オナガガモの群れは50~60羽でしたが、畦に上がって日向ぼっこしたり、水面を泳いでいました。

翌日の午後に出かけると採餌の時間なのでしょうか、水面に顔を突っ込んでいます。

尻は水面上に出ているので、その様子がタケノコのように見えました。

どのオナガガモも同じなので、タケノコが一面に生えている感じです。

田んぼなので頭を突っ込んで底まで首を伸ばしてイネの根を採っているようです。

今でもそんな光景が面白く想い出されます。

オナガガモはシベリア大陸やカムチャッカ半島からやってきます。

観察していると、他のカモに比べるとやって来る時期は遅く、帰る時期も早いようです。

近年オナガガモの数は増えていると言われていますが、蟹江周辺では余り見かけていません。

そのため数の変化は分かりませんが、藤前干潟近くの田んぼで見かけたオナガガモの群れの大きさを見ると、そうかもしれないなと思ってしまいました。

(カモ目 カモ科)

カモ撮りこうちゃん