黄色いカタクリを見たことある?

天童に住んでいた時、道路の向かいの家の庭には色々な野草が植えてありました。

今は高齢者のお嫁さんだけが一人で住んでいて、時々娘さんや息子さんがやってきます。

その庭に野草を植えたのは姑(しゅうとめ)さんだったらしく、お嫁さんは野草についてあまり知っていないようです。

その庭にはニリンソウ、シュンラン、オキナグサなどが植えられていて、春になると庭の隅にひっそりと咲いているのを見かけます。

私はそんな野草の写真を撮らせてもらっていました。

玄関を出た東側も庭になっていて、そこにはシャクヤクが植えてあり、季節になると咲きだします。

断ってシャクヤクの写真を撮ろうと東側の庭に入っていくと、シャクヤクの株の脇に黄色い花をつけたカタクリが咲いていました。

それを見てとても驚きました。

これまで山中では薄紫のカタクリの花しか見たことがありません。

いつも見ているカタクリと違う黄色い花のカタクリなんて予想を超えていました。

初めてパンダを見た時の驚きに似ていると言っても過言ではありません。

何枚か写真を撮ってから、お嫁さんに尋ねましたが、いつどんな経緯で植えたのかさえ認識していませんでした。

野生のカタクリよりは葉が立ち上がって大きく群がっていて、いくつもの花茎を出していました。

そこで調べてみると原産地は北アメリカでした。

エリスロニュームという品種で色々な品種をかけ合わせて作り出したパゴダという交配品種が市中に出回っているようです。

春先に葉を出し、花を咲かせると梅雨の時期になって枯れてしまうところは野生のカタクリと同じ生態のようです。

最近は栽培する人が多いのか、黄色いカタクリ(キバナカタクリ)の栽培方法がインターネット上で見られます。

姑さんが地植えしたのは何十年も前のことだと思われるので、相当に野草や園芸植物に詳しい人だったのではないかと推測しています。

お嫁さんには、北アメリカ原産のカタクリだったと知らせましたが、驚いた様子は見られませんでした。

きっと最初から興味がないでしょうね。

(ユリ科 カタクリ属)

カモ撮りこうちゃん