カワセミの親が幼鳥を親離れさせるのも大変だ

蟹江周辺を写真撮りで歩き回っていると、川、沼や用水路でカワセミを見かけます。

水辺なのは、餌の魚と縄張りが関係しているようです。

この状況を見ると、カワセミの数そのものは割りと多いのではないかと思われます。

カワセミが水面上を対岸にすーっと飛んでいく姿をよく見かけるものの、撮れることはほとんどありません。

撮れてもほとんどピンボケになってしまいます。

カワセミは写真を撮る者にとっても憧れの鳥ですが、その理由はその色彩にあると思われます。

翡翠(ひすい)という言葉そのものが元々カワセミの名称で、それが宝石の翡翠になったと言われるのですから、昔からカワセミが注目されていたことが分かります。

特に背中のブルーが印象的です。

私のHPのカワセミの画像は、佐屋川のフェンスに止まったところを撮ったものです。

撮れた時は興奮してしまいました。

6月に日光川と善太川が合流する、土手の先端部にある鍋蓋(なべぶた)新田の排水機場のコンクリート護岸の上で、親子だと思われる2羽のカワセミを見かけました。

そろそろ親離れさせる時期なのでしょう。

幼鳥は親の真似をしたり、甘えるような仕草をしています。

でも親は何となくそっけなく、しかもうんざりしている風情です。

カワセミに詳しい人から、育雛(いくすう)時期はヒナへの餌運びに夢中で用心深くなくなると聞いていました。

土手の上から撮っていたのに、飛び立たなかったのです。

本当に言われた通りでした。

幼鳥に気をとられていたからでしょう。

幼鳥は構ってくれとせがんでいる様子に見えましたが、親は飛び上がって攻撃体勢になりました。

すると幼鳥も親の攻撃に対抗して飛び上がって攻撃しかけました。

その光景をカメラで連写しました。

家に帰ってパソコンに取り込んでみると、何とかその場面が撮れていました。

カワセミのこんな場面に出会うことは、もう一生ないだろうと思っています。

本当に幸運でした。

カワセミの親は、親離れさせるために幼鳥に攻撃まで仕かけています。

そうしないと次の繁殖行動ができなくなります。

野生動物の世界は本当に厳しいなあと感じざるを得ません。

それに比べて人間社会の親離れの甘さはどうなんだろうと考えてしまいました。

野生動物から学ばなければならないことの1つではないかと思ってしまいました。

(ブッポウソウ目 カワセミ科)

カモ撮りこうちゃん