キクの「モッテノホカ」って何なの

山形の知人から一枚の写真がメールで届きました。

愛知県にはこんな植物があるのかを問うメールでした。

その写真にはキクのお浸しの写真が写っています。

以前ブログで蟹江周辺ではハナオクラの花をお浸しにして食べること、その作り方を掲載していました。

ハナオクラの花は夕方には萎んでしまうので、市場に流通させることができず、スーパーで見ていません。

それに触発されたのか、それが悔しかったのかキクのお浸しの写真を送ってきたのです。

天童では秋になると、食用菊の「モッテノホカ」がスーパーで販売されています。

芋煮汁は当然ですが、薄紫色の「モッテノホカ」をみると秋が来たと実感します。

仕事柄ホテルや料亭での食事会に出席しましたが、料理の中にたびたび「モッテノホカ」が出てきたのを想い出します。

シャキシャキした歯ごたえが印象的でした。

花は葉っぱが変化したもので、菊の葉の天ぷらも美味しいので、灰汁をあまり気にしないで花だけを食べることができるのではないかと思われます。

天童市内を歩いていると、住宅の庭や畑、ビニールハウスでも食用菊が栽培されているのを見かけました。

花びらは割りと大きく、薄紫色のものと黄色のものを栽培していた記憶があります。

自宅用と販売用が入り混じっている感じでした。

写真を撮っていると、その茎の一部が切り取られています。

自宅で使う分だけ花を採ったのでしょうか。

調べてみたら、山形の食用菊「モッテノホカ」は紫色の「延命楽」のことで、新潟県では「カキノモト」と呼ばれています。

そして「モッテノホカ」という名前は、皇室のキクの御紋である菊を食べるとは何事かということから、「モッテノホカ」と名付けられたという説があります。

モッテノホカと言いながら、それを食べてしまう庶民の生活力の凄さを感じないわけにはいきませんね。

黄色い花びらのものは「寿」とか「岩風」と呼ばれていますが、観察した限りは「モッテノホカ」と大きな違いはないようです。

阿房宮(あぼうきゅう)と呼ばれる中型種とは違うように思います。

調べているうちに面白いことに気がつきました。

食用菊の生産量は山形が一番かと思っていたのですが、愛知県が断然1位だったのです。

その理由は刺身のツマに使う小菊(コギク)によるものでした。

食用菊なので食用ですが、これまでコギクは食べたことはありません。

ツマとして出るダイコンの千切りやオオバは食べていますが、このコギクは食べていなかったのです。

統計上は食用菊となっているので、今度食べてみようかなと考え始めているところです。

本当に大丈夫かなーー!

(キク科 キク属)

カモ撮りこうちゃん