昔はもっと見かけたライギョだけど

蟹江周辺は伊勢湾の河口に近く、いくつもの川や用水路があって水郷の町と言われています。

昔からヘラブナ(ゲンゴロウブナ)の釣りが盛んで、町内にはヘラブナ釣りの専門店がいくつかあります。

佐屋川(釣りの料金をとる)や善太川、日光川の土手を走ると、ヘラブナ釣りをしている年配の方を何人も見かけます。

最近では町内の用水路でルアーフィッシングをしている人たちも見かけます。

広くもない用水路に、カエルや藻のような疑似餌をつけたルアーを投げ入れて釣っています。

岐阜県梅津市の徳田にある沼でもルアーフィッシングをやっている人を見かけますが、「何を釣っているんですか」と尋ねると、大抵は「ブラックバスを釣っている」と応えるのに、蟹江では「ライギョやナマズを釣っている」と応える人がほとんどです。

釣りの本には、蟹江はルアーフィッシングのメッカと紹介されていると話してくれました。

蟹江に転居してきた何十年も前には、団地内を流れる用水路にもライギョがいました。

そのライギョは太い丸太ん棒のようなライギョでした。

春になると用水路にライギョの稚魚の群れを見かけました。

下には必ず大きなライギョがいるのです。

稚魚を守る習性があるようです。

そのころコンクリートでない用水路あり、そこにはフナ、モロコやウシガエルもたくさんいました。

ある時学校をずる休みして、一日中ご飯粒を餌にしてフナやモロコを釣ったことが想い出されます。

そんな自然環境なので、夏の夜にはグーグーというウシガエルの合唱が聞こえます。

ライギョは浅瀬に上がって来たり、水面上に浮かんでくる習性があります。

私たちが近づくとバシャッと水音を立てて潜っていきます。

水辺にいるウシガエルもライギョの格好の餌だったはずです。

そんなライギョも、昔ほどは見かけなくなってしまいました。

環境が変わってきたからではないでしょうか。

関西線永和駅近くの沼の浅瀬で、ルアーフィッシングしている人がいました。

大きなライギョを釣り上げました。

「大きいライギョですね」と声をかけると、「まだまだ子どもです。普通はもっと大きくなります」と応えてくれました。

私は写真を撮らせてもらいました。

その後キャッチ・アンド・リリースで逃がしました。

この沼には、他にもブルーギルもいます。

誰かがルアーフィッシング用に放流したようです。

自然を変えない思想でキャッチ・アンド・リリースが行われているようですが、ヘラブナのキャッチ・アンド・リリースとブルーギルのそれとをどう考えたら良いのでしょう。

ライギョの場合もどうしたら良いのか考えてしまいました。

(スズキ目 タイワンドジョウ科)

カモ撮りこうちゃん