スズメガのホバリングも凄いぞ
小さい時に、夕方に庭のオシロイバナの蜜を吸いに来るスズメガの一種のオオスカシバが心に残っています。
ガの仲間なのに翅が透明で、オシロイバナの花の蜜を吸う時に、ホバリングしながら長い口吻を伸ばして吸蜜するのです。
飛翔中は、その口吻を丸めています。
関西線永和駅の北側に、ここ何年間かヒャクニチソウの花が初夏から秋まで咲き誇っています。
種を撒いている様子はなく、種が落ちて翌年生えていてその範囲が広がってきています。
今年(2020)の夏は猛暑で、そのヒャクニチソウも暑さで枯れかかっていましたが、9月になって台風の影響で雨が降り、少し持ち直しました。
そのオオスカシバが吸蜜している様子を写真に撮りました。
素早く飛び回るので、撮るのが難しいのです。
9月になってその場所に、それより小さいホシホウジャクが来て、同様にホバリングしながら吸蜜していました。
このガは翅が透明ではありません。
蟹江周辺では、この2種類を多く見かけます。
ホバリングしながら吸蜜すると言えば、ハチドリを思い出します。
一番小さいハチドリはキューバに住むマメハチドリで、全長は4~6㎝です。
オオスカシバは開帳が5~7㎝、ホシホウジャクは開帳が4~6㎝です。
大きさでは似た大きさと言えますね。
昔カリフォルニアのサンルイス・オビスポでホームスティした時に、庭先に砂糖の入った給餌台がぶら下がっていたことを鮮明に覚えています。
鳥とガの違いがあるものの、どちらもホバリングしながら吸蜜するところは同じです。
もっとこれらのスズメガに目を向けたいものです。
カモ撮りこうちゃん