カワウの習性 その2

カワウは群れで行動する傾向がありますが、そのとき気になっていることがあります。

というのは、止まっている時、決まって別の個体との距離が離れているのです。

遠くから見ると等間隔で整然と止まっているように見えます。

それはなぜでしょう。

この現象はE・Tホールの個体距離という考え方に対応するような行動です。

人間ではこれをパーソナルスペースと呼んで、自分の縄張り空間として認識しており、その空間に他人が入ってくると、心理的な圧迫感や嫌悪を感じるというものです。

そこで距離を保とうと無意識に少し離れる行動をとります。

通勤通学のための満員電車に乗れば、こうした空間は保てません。

多分強いストレスを強いられることになります。

そうしたことがカワウにも見られるのでしょうか。

弥富野鳥園に観察に行ったとき、沼の真中に浮かんでいる木に、いつもよりは蜜になって止まっているカワウたちを見かけました。

いつもの距離間ではなく、通勤電車のように混雑して止まっている状態だったのです。

この混雑状態にある時、カワウたちに心理的な圧迫感や嫌悪感があるのでしょうか。

人間と同じだと類推してみれば、きっとあるのではないかと思われます。

このような人の心や感情と同じものがカワウに有りや無しや、とても面白い問題だと思います。

カモ撮りこうちゃん