チョウゲンボウの狩りのしなやかさ
柱から直接獲物に飛び込む場面
空中でホバリングしている場面
タカの仲間は、少し羽ばたいてから滑空したり、羽ばたかずに風を受けて上昇していくなどの能力の他に、ホバリングする特長があります。
よく見かけているチョウゲンボウは、餌の昆虫などを捕獲する時に、色々な状況に合わせた行動をします。
海部郡飛島村の畑と金魚の養魚池の真中にあるサッカー場は芝になっていて、その周りをネットで囲んであります。
チョウゲンボウはそのネットを支えるコンクリート柱の上や、ネット上の網に止まって、下の芝や畑の様子をじっと見ています。
突然飛び出して芝や畑に飛び降りて、昆虫などをとらえています。
その時は、地面に一気に飛んでいきます。
畑や養魚池の周りに多くの電柱は余りありません。
その時はどうするか。
チョウゲンボウは、空中で立ち止まるホバリングをして、獲物の昆虫を探します。
私が写真を撮ろうと構えていると、何秒か静止して一点で動きません。
その時は羽を上手く動かしながら、少し立ち上がった状態になり、獲物を見つけると下に飛び降りていきます。
チョウゲンボウが静止した状態になるのは、獲物の昆虫にロックオンする作業をしているのではないかと思われます。
このホバリングしている時の様子は、しなやかという言葉が適切なほど魅力的です。
このように獲物を狙うときも、状況に相応しい行動を取る柔軟さを持っていることが分かります。
カモ撮りこうちゃん