カワラケツメイを見つけた

カワラケツメイは植物図鑑で見て知っている積もりでいました。

というのは私が動植物の写真を撮りに歩き回っている田んぼの脇に、たくさんのマメ科の植物が生えていたからです。

そして葉はシロツメクサなどの三つ葉と違う羽状複葉で、黄色いマメ科の花を咲かせていました。

それがてっきりカワラケツメイだと思い込んでいたのです。

蟹江町の歴史民俗資料館に出かけた時に、係員の方にカワラケツメイ茶をご馳走になりました。

野草を使ったお茶の割にはとても美味しいお茶だったのです。

私は「これは乾燥させてからお茶にするのですか?」と尋ねると、「違います。まだ青いままのときにお茶にするのです。」と応えてくれました。

そして「カワラケツメイには、ある決まったチョウチョが取りつくのです。」との話が出ました。

そこで私は「きっとキチョウの仲間だと思います。キチョウの仲間はマメ科に幼虫の卵を産むからです。そしてこの植物は周りにたくさんありますね。」と応えました。

家に帰って、まず取りつくチョウを調べました。

するとツマグロキチョウというチョウが取りつくことが分かりました。

やはりキチョウの仲間だったのです。

またカワラケツメイを調べてみると、私がそれだと考えていたものは、クサネムというマメ科の同じ羽状複葉の葉を持つ植物だったのです。

そしてその大きな違いは、カワラケツメイはマメ科の特長である蝶花の形ではなく、普通の一般的な花の形をした黄色の花でした。

このカワラケツメイは、1584年の小牧・長久手の戦いに関わる蟹江合戦のときに、その蟹江城内で茶粥として、カワラケツメイ茶に米を入れて食べたと言われています。

そして記念碑の近くで、カワラケツメイが栽培されていました。

それからカワラケツメイが見つからないかと、動植物の写真撮りに出かけるたびに探していたのです。

木曽川と長良川に囲まれた福原輪中に出かけたとき、何気なく草叢を歩いていてカワラケツメイを見つけました。

蟹江城址にあるものよりは立ち上がっているものでした。

ずっーと雨が降らなかったので、葉が畳まれていましがた、まさしく花の形、咲き方から見てカワラケツメイだと確信しました。

とても嬉しい気分になりました。