鵜飼のウをどう育てるか

長良川の鵜飼いは全国的に有名です。

他にも愛知県、京都府、愛媛県など西日本で行われています。

長良川の鵜飼いに使われているウはウミウということです。

私はまだウミウとカワウの区別がつきません。

民放で放映されたものによると、ウミウは渡り鳥で太平洋岸を南下するものを、茨木県十王町の伊勢浜海岸の岬にある断崖に、よしずをかけて小屋を作り、ウミウが休むために止まるのを気長に待ちます。

その傍にはおとりのウミウを何羽か止まらせておきます。

そこに飛んで来て止まったウミウを長い竿の鳥もちでくっつけて捕獲します。

そのウミウが長良川で使われているウなのです。

鵜匠の元に着くと、ナイフで嘴(くちばし)を削り、湯の中で体を温め、鳥もちを落として籠の中に入れておきます。

そして人間から色々されることを体験させます。

ウは基本的に2羽がペアになって鵜飼をします。

その相手とも相性も重要で、長良川に連れて行き、2羽で泳がせてから陸に上げて見合いをさせます。

その後、鵜飼の練習をさせます。

鵜匠は2羽がペアになった6組を船上からうまく操作しながら鵜飼を行います。

長良川の鵜飼いのウがウミウだということ、2羽をペアにしてコンビを組ませること、6組を操作しながら鵜飼をすることなど、聞いてみないと分からないことですね。

ちなみに中国の鵜飼いはカワウを使って行い、手縄を使わずに放し飼いだということです。

多分ウミウとカワウともに、おなじように鵜飼のウとして使えるのではないかと思います。