捨てられたミドリガメのなれの果て

蟹江の善田川、日光川や沼や池ではカメがたくさん住んでいます。

その数は半端ではありません。

土手や沼の周辺を歩くと、ドボンドボンと水中に飛び込んでいったり、水面に顔をだしたりするカメたちを見かけます。

これらのカメたちは、古くから日本にいたイシガメやクサガメとは違って、外来種のカメたちです。

殆どのカメは、ミシシッピアカミミガメと呼ばれるもので、昔は縁日で売られていたミドリガメが、川や池に捨てられて大量に増えた結果なのです。

サルモネラ菌に感染していると言われて捨てられたケースもあります。

このカメは首筋に赤い太い線があるので、すぐ見分けられます。

小学校の校長先生と話した時、蟹江周辺にカメが多いという話になり、スッポン同様にカメ料理として何とか使えないかと話したら、笑っていました。

冬になると、ミシシッピアカミミガメたちは日向ぼっこをよくしています。

「甲羅干し」という言葉そのものだと実感しました。

可哀そうだからと逃がしてやったせいで日本の本来のカメたちが駆逐されていったのです。