なぜコガネムシはシロサクラダテに集まるの?
コガネムシの仲間にはカナブン、コガネムシ、ハナムグリの種類があることを学びました。
その食性も、カナブンはカブトムシ同様にクヌギやコナラの樹液を吸っているし、ハナムグリは花の花粉や蜜を吸ったり食べたりしているようです。
コガネムシは葉などを食べる食性で、野菜や果物、園芸植物や野菜などの葉ばかりでなく、カキやブドウなどの果物なども対象にしています。
その幼虫も地中で根を食べ生育を悪くし、食べた部分から病原菌を発生させてその植物を枯らすこともあると言われています。
コガネムシは農業関係者から害虫として駆除の対象になっているようです。
前回のハナムグリのところで書きましたが、学び始めの学習者としては、その違いを翅のつけ根の形で区別しています。
カナブンとハナムグリは大きな三角形なのに、コガネムシは半円になっているというのです。
ハナムグリは体に白い斑点があります。
この形態的な違いを元にして、馬鹿の一つ覚えで区別しようとしています。
9月1日に永和駅北側の叢で、シロサクラタデの花にコガネムシだと思われる甲虫が取りついていました。
他の場所にある花にも取りついているのです。
姿形からカナブンではなく、白い斑点が見られないので、消去法でいくとコガネムシかもしれないと思いました。
でもコガネムシは葉や果実を食べるといわれていて、シロサクラダテの花や花粉を食べるのか疑問を持ちました。
バラの花に取りつき被害を与えるとも読んだことがあるので、シロサクラダテの花に惹かれて来る可能性も否定できません。
数日後愛西市の別の場所で、ヒレタゴボウとクサネムが咲いているところで、クサネムにだけ取りついているコガネムシらしい甲虫を何か所かで見かけました。
やっぱり食べ物にも好き嫌いがあるのではないかと思われます。
永和駅のコガネムシは4匹がシロサクラタデの同じ花に集まっていました。
そのうち2匹はおんぶしていました。
最初離れていたコガネムシの1匹が3匹のところまで近づいてきて、一か所に集まっています。
どうもメスを巡る闘いをしているようです。
ギンヤンマ、シオカラトンボやコフキトンボなら、メスを巡る争いは瞬間的ですぐ分かるのですが、コガネムシは動きが遅いので、闘っているのかどうかも分かりません。
メスを巡る闘いなんだろうなとただ推測するのみです。
咲いているシロサクラタデの花の何か所かにコガネムシがいたので偶然に集まって来たとは考えられず、花を食べに来たと思われます。
集まったコガネムシ間で子孫を繋ぐオス同士の闘いがあったのではないかと推測しています。
こう書きながらも、コガネムシに違いないよなぁと思っているところです。
本当かなー。
(コウチュウ目 コガネムシ科)
カモ撮りこうちゃん
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