ウルイがギンボだったんだ!
蟹江に戻って愛西市の地産市場「道楽の里」にトマトを買いに行きました。
ここは朝採りの野菜が安く手に入るので、地元のお客が車で買いに来るところです。
私も最近行くようになりました。
それまでは木曽川近くの「立田道の駅」まで買いに行っていたのです。
この地産市場でトマトを買ってから、他に面白い野菜がないかと探していたら、分葱(わけぎ)とウルイを売っていました。(分葱は別に書く予定)
ウルイは昔から名前を知っていて白っぽい野菜だと思っていました。
春になると全国的に売られているものと考えていたのです。
でも葉っぱを見ると、なぜかギボウシのような感じを受けました。
天童にいた頃ギボウシをその地方ではギンボといって、畑や庭の隅に植えてありました。
春になるとその葉を茹でて酢味噌和えなどにする食材になっています。
春の旬菜と言ったところでしょうか。
調べてみたらウルイがオオバギボウシだったのです。
ギンボとウルイが同じものだとは全く思っていなかったので驚きました。
「道楽の里」で買ってきたそのウルイを、向かいの奥さんにお裾分けしました。
数日後その奥さんから、ウルイが東北の山菜だという前提で話しかけられました。
私は向こうでは畑や庭に植えてあり、山に入ると叢に生えていることもあると応えました。
その時にはウルイがギンボだと確認していたのです。
ギンボは長野県や東北地方の山菜として食べられていて、全国的なものではなさそうです。
でもウルイとして栽培する農家が全国的に増えてきて「道楽の里」で買ったことを話すとびっくりしていました。
東北では叢に野生のギンボが生えています。
花は薄紫の花が咲きます。
そして秋口になるとユリに似た実ができます。
買ってきたウルイを茹でて酢味噌和えにして食べてみました。
少し硬かったのですがシャキシャキして歯ごたえがありました。
山菜特有の癖のある味はありませんでした。
私のウルイのイメージは白っぽい感じだったのですが、買ったウルイは緑の葉っぱでした。
もう少し白っぽい若葉だったら、硬くないだろうなと思ってしまいました。
(キジカクシ科 ギボウシ属)
カモ撮りこうちゃん