チュウサギは夏鳥だったんだ!
蟹江周辺でシラサギの仲間はダイサギ、チュウサギ、コサギとアマサギが見られます。
この4種類はとても似ていて、いくら見てもその違いがよく分かりません。
それでもコサギとアマサギは何とか同定できるようになりました。
でも季節の変わり目に羽の変化が起こると全く自信がありません。
コサギは小さくて一年中嘴が黒くて、脚が黄色いスリッパを履いているので分かります。
アマサギは薄橙色の羽なので分かるのですが、アマサギの群れの中には、幼鳥なのか羽変わりの時期なのか、白いものがいるのです。
すると全くのお手上げです。
チュウサギとダイサギの区別はほとんどできません。
ダイサギには少し小さいダイチュウサギがいるので、混乱は頂点に達します。
野鳥観察者の多くは、チュウサギとダイサギの違いを瞬時にできるのでしょうね。
今の私の区別の仕方は、口角(口の端)が目の下までがチュウサギ、目の下の奥まであるのがダイサギです。
他にも繁殖期の虹彩の色がチュウサギが赤いのに、ダイサギがオレンジ色になることです。
こんな違いを意識しているうちに瞬時に両者を区別できるようになるかもしれません。
最近知ったことは、チュウサギは夏鳥で4月から10月頃までユーラシア大陸や日本の南の地方からやって来るようなのです。
アマサギは東南アジアから夏鳥としてくるのと同じです。
しかも食性が魚、ザリガニ、カエルやオタマジャクシも食べますが、バッタやイナゴなどの昆虫類も食べるようです。
これもアマサギと似ています。
4月に渡ってくると蟹江インター内のコロニーで産卵・育雛しているようです。
そんな事情を知ってから営巣が5月末から6月になるのが合点できました。
このコロニーではアマサギも営巣しているので、ヒナの様子からチュウサギかアマサギかの区別が定かではありません。
写真掲載したものはチュウサギだと考えていますが、誤っているかも知れません。
その場合はご容赦願います。
勉強が進めば、ダイサギやアマサギと瞬時に区別できるようになることを願っているところです。
(ペリカン目 サギ科 アオサギ属)