カメラのピントが合わないヤマガラ
ヤマガラは小さい頃の記憶と繋がっています。
神社のお祭りで屋台が出ている中に、おみくじを鳥に引かせる屋台もありました。
その竹籠の鳥がヤマガラだったと思うのです。
その鳥は籠の横木をピョンピョンと渡っていって、おみくじを嘴に咥えて、籠の決められた場所にポトンと落とします。
すると籠の外におみくじが出てきます。
ヤマガラのその行動が愛らしく、どうしたらこれほどの技を仕込むことができるのかと感心したものです。
私はおみくじを引いたことはありませんが1回10~20円くらいだったのでしょうか。
蟹江に戻ってヤマガラを見たのは、8月に海津市のハリヨ公園でした。
ここは養老山地の山裾にあり野鳥たちがときどき里に降りてきます。
偶然見かけて写真を撮りました。
ヤマガラの模様は縫いぐるみを思わせ、しかも色の境目がはっきりしないフワフワ感があって、ピントがなかなか合いません。
撮るとぼやけてしまいます。
12月初旬に三河の設楽町寒狭川にオシドリの写真を撮りに行きました。
駐車場からオシドリの観察小屋までの広場で、ヤマガラとシジュウカラを見かけました。
木に下げられたり、地面に立てられた餌台がいくつもあって、そこに頻繁にやってきていました。
ヤマガラもシジュウカラも尻を振りながら、餌台まで来てヒマワリの種を咥えるとすぐ飛び立ちます。
動きが速いのでカメラに撮れません。
ヤマガラもシジュウカラもスズメ目のシジュウカラ科に属していて共通の習性を持っているようです。
餌台からヒマワリの種を咥えると、咥えたまま木の枝に飛んでいって、咥えたヒマワリを足先で押さえて啄みます。
ヤマガラとシジュウカラも同じ行動をするので、シジュウカラの仲間のコガラやヒガラも同じ習性ではないかと思われます。
他の種類の野鳥と見た目は似ているのに、それぞれ異なる習性であることに驚いています。
(スズメ目 シジュウカラ科)
カモ撮りこうちゃん