ハシビロカモの採餌の仕方を再考する!
水中に頭を突っ込んで餌取りするハシビロガモ
プランクトンを取っているように見えるハシビロガモ
飛島村にはハシビロガモの群れが毎年やってきて越冬しています。
12月初旬に見かけるようになりますが、冬を越す場所は服岡の金魚養殖放棄池の周辺です。
金魚養殖池では、上と横の全部をネットで覆ってしまう池や、横をネットで囲ってから、上を5㌢間隔位でテグスを張っている池があります。
テグスを張っている池には、カモやコサギなどが入り込んでいて、出る時はそのテグスを上手く広げて池の外に出てきます。
それに比べると、全体をネットで覆っている池には、どこから入り込むか分かりませんが、入り込んだら殆ど出られません。
そんな環境の中で、放棄された池はネットやテグスはなく、カモたちにとっては冬を越すのに最適な環境なのです。
そんな放棄池には、ハシビロガモ以外に、コサギの小群や時にはセイタカシギなどが来て、一緒に餌を捕っています。
でも採っている餌は違っています。
潜水性のカモでないハシビロガモは草食性ですが、それでも水面上に動いているプランクトンなどを採ると言われています。
コサギは小魚などを狙います。
セイタカシギは小さなタニシやミミズやア昆虫の幼虫などを採っています。
同じ場所にいながら採る餌は違っているのです。
ハシビロガモはこの池周辺で冬を越し、春先まで滞在します。
かなり遅くまでいます。
毎年の終見日は4月末頃です。
これ程遅くまで滞在しているカモはコガモ以外には殆どいません。
「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)のハシビロガモには「採食は独特で、1,2羽や、ときには何十羽もの群れで、水面をぐるぐる円を描くように泳ぎ回って渦をつくる。渦の中心にプランクトンなどを集め、扁平な嘴を左右に振りながら水ごと吸い込み、嘴にある歯ブラシ状のものでろ過して食べる。」と記されています。
この文章から、ハシビロガモはこうした採餌だけをすると思われ勝ちですが、実際には色々な方法で餌を採っている様子を見かけています。
海津市森下の沼では、昼時に、多くのハシビロガモが顔を水底に突っ込んで、タケノコ状態になって餌を採っていました。
その採り方からすると植物の根や水草を採っているように見えました。
同じ採餌方法を、先日の飛島村の三福の金魚養殖放棄池でも見かけました。
2~3羽だったのですが、時々水面上に口をつけて、プランクトンらしいものを濃し採るように見える仕草を見せましたが、やはり潜り込んで地中の植物を採っているようにも見えました。
私はハシビロガモはプランクトンを濃しとる他に、他のカモと同様に水中に顔を突っ込んで水草や植物の根を食いちぎって食べているのではないかと想像しています。
本当かなぁー。
(カモ目 カモ科)
カモ撮りこうちゃん









