2025年のベニイトトンボの初見日と終見日について考えてみた!
ベニイトトンボの初見日2025.5.26
終見日2025.10.2
ベニイトトンボの夜行
ベニイトトンボの交尾態と連結器と産卵
蟹江に戻ってかれこれ9年目になろうとしています。
その間、南側の民家の家が迫っている狭い庭に準絶滅危惧種のベニイトトンボが発生するようになりました。
最初は2~3匹だったのですが、だんだんその数が増えて、多い年は150匹くらい羽化しするようになりました。
例年6月初旬が初見日で、9月初旬が終見日でした。
こんな狭い庭にベニイトトンボが羽化するようになったのか不思議だったのですが、どうも買ってきた水草(アナカリス)の茎に埋め込まれた卵が羽化したのではないかと思っています。
それが徐々に増えてきたのです。
だから蟹江町内では見かけません。
面白いことに、この狭い庭で世代を交代しながら繋いでいることに驚くばかりです。
今年は飛島村で、別の種の水草を採りに行きました。
するとその水草にイトトンボのヤゴがついていたのです。
それが庭で羽化して成虫になりました。
見るとアオモンイトトンボだと思われました。
それを数匹見かけたのですが、そのままいなくなってしまいました。
連結態になって産卵している場面は見ていないので、来年には見られないでしょう。
それに比べると、ベニイトトンボは交尾態になり、連結態になって産卵していました。
今年は例年にない程の酷暑で、長い間雨が降らなかったので、1日に2回ほどホースで庭に水をやりました。
庭にはハス、ハナオクラ、カワラケツメイなどをプランターで育てています。
そのために陽射しが強くなると、萎れた状態になるので、水をやらないと枯れてしまいます。
そんなことで、ベニイトトンボの連結態が産卵するのを妨げてしまった可能性があります。
今年の産卵数は、例年よりは少ないと思われます。
今年の酷暑は、こうしたベニイトトンボの産卵数の数にも影響したのではないかと思います。
来年のベニイトトンボの羽化が危ぶまれます。
またプラスチックプランターを水槽代わりにしてきて、数年も経って破損してきたので、新たなプラスチックの水槽を代わりに置くようにしました。
そのためベニイトトンボにとっては、これまでと違う環境になっている可能性もあるのです。
このように、来年の羽化数はどうなるか、心配しています。
これまでベニイトトンボが庭で羽化する初見日は6月上旬でした。
また最後に見かけた終見日は9月上旬でした。
こうしたサイクルだったのです。
ところが今年は、初見日が5月26日でした。
それを見かけてから、2匹目を見かけたのはやはり例年通りの6月上旬でした。
また今年の終見日は10月2日でした。
例年より1か月ほど遅くなっています。
早すぎる羽化と遅すぎる時期まで生息していると、交尾相手は殆ど出会う機会はありません。
終見日のベニイトトンボは、ただひたすら庭にとまりつづけていて、その内見かけなくなりました。
羽化するなら7月中下旬から8月上旬だよなと思ってしまいました。
(イトトンボ科 キイトトンボ属)
カモ撮りこうちゃん
















