酷暑の中で、ヒバリを刈り取り後のコムギ畑で見かけた!

猛暑の時に飛翔するヒバリ

猛暑の7月10日に見かけたとまっているヒバリ

数年前までは、ヒバリは春にだけ木曽川や長良川の土手、そして飛島村の麦畑にいて、その後は山沿いの地域に移動しているのだと勝手に思い込んでいました。

ところが数年前から、飛島村では夏になっても野菜畑の畝の近くや、数羽の群れで飛んでいるのを見かけるようになりました。

どうも一年中同じ地域に棲息しているらしいのです。

7月の酷暑の中、飛島村服岡の金魚養殖の放棄池にいるチョウトンボの写真を撮りに行っているのですが、そこでヒバリが空中を囀りながら飛んでいるのを、何回か見かけました。

その見かけるのが1回だけという訳ではなく、何日間に亘って見かけるのです。

この辺りに棲息しているようです。

この放棄池周辺は、麦畑だったところで、今では刈り取りされてその株だけが残っている場所なのです。

この暑さの中で餌採りするのには、この開放的になった場所が最適なのでしょうか。

それともここで営巣・産卵・育雛をしたので、この場所に刷り込まれているのでしょうか。

でもとにかく、この辺りにヒバリがいつもいるのです。

大体見かけるのは、空中を飛んでいる時が多いのです。

大概は1匹ですが、2匹の時もあります。

もしかすると番(つが)いかも知れません。

そんな時、偶然刈り取りが終わった麦畑の一角で、ヨモギだと思われる植物の先に、ヒバリがとまりました。

そこで写真と動画を撮りました。

私も目が悪くなってきているのではっきりしないのですが、暑さのために口を開けているようにも見えました。

鳥たちは暑さを凌ぐために、大体口を開けて激しく息をしていることが多いのです。

体内の熱を外に出すためと思われます。

サギに至っては、その口元から喉に亘って激しく動かしています。

羽に覆われた鳥たちにとって、夏の暑さは過酷なものだと思われます。

そのヒバリは、割と長い間そこにとまりつづけていました。

農道から写真や動画を撮っていたのですが、あまり気にせずにじっと泊まっていたのです。

今年は梅雨明けがとても早く、その後は猛暑日が続いています。

私たち人間ばかりでなく、鳥たちや昆虫たちにとっても過酷な夏ではないかと思ってしまいました。

(スズメ目 ヒバリ科 ヒバリ属)

カモ撮りこうちゃん