初めてウチワヤンマの交尾態がとまっているのを見かけた!
ウチワヤンマの交尾態がとまる
ウチワヤンマの交尾態飛翔
ウチワヤンマの警護産卵
蟹江周辺で見かけるトンボにはギンヤンマ、シオカラトンボ、コフキトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ、ショウジョウトンボとウチワヤンマがいます。
他にイトトンボの仲間のアジアイトトンボ、アオモンイトトンボ、ムスジイトトンボ、セスジイトトンボ、クロイトトンボやカワトンボの仲間のハグロトンボ、アオハダトンボなどが見られます。
小さい頃から知っているギンヤンマがトンボの代表格だと思っていました。
連結態で飛翔し、田んぼや用水路の水面上の植物に埋め込み産卵するのを見かけていました。
ところが最近になって、ギンヤンマも交尾態になることを知りました。
草の茎などに交尾態のまま、じっととまっているのです。
その間にオスからメスに移精するようです。
長いと30分位じっとしています。
その後飛び立って、連結態になって水面上の植物の茎などに埋め込み産卵をするのです。
小さい頃は連結態での産卵している様子だけを見ていたことになります。
ギンヤンマのこうした習性がトンボ全ての習性だと思い込んでいたのです。
ところでウチワヤンマは、ギンヤンマ程数が多くありません。
ヤンマといいながらサナエトンボ科に属するので、とまる時はギンヤンマのように草などにぶら下がってとまらずに、シオカラトンボのように茎に横になってとまります。
ウチワヤンマが産卵している様子を見ることは殆どなく、オスは殆ど茎にとまっていて、時々飛び立つとまた同じ茎に戻ってきます。
縄張りを作っているようです。
でもここ数年間、ウチワヤンマの交尾態が飛翔しているのを見かけたことがあります。
ギンヤンマのようにきれいな輪になっている訳ではなく、交尾態が糞詰まりしたような塊になって飛んでいます。
このような形はオオヤマトンボも似ていたように思います。
何か黒い塊が、空中を飛んでいる風情なのです。
今年(2025)になって、このウチワヤンマの交尾態飛翔を、ハリヨ公園と飛島村で見かけましたが、一瞬のことで写真に撮ることができませんでした。
ところが数日前に、飛島村三福の金魚養殖放棄池で杭にとまっているウチワヤンマの交尾態を見かけました。
とまっている交尾態を見かけたのは、人生で初めてです。
ラッキーだと思って、写真と動画に撮りました。
どちらもいくつかはぼけてしまいましたが、それでも私にとっては、とても嬉しい経験でした。
しばらくすると交尾態で飛び立ってから、隣に池に移動してから離れて、メスが産卵し始めました。
上空ではオスが警護していました。
メスの産卵の上空で警護している様子は、絵にかいたような構成だなぁと思ったものでした。
(サナエトンボ科 ウチワヤンマ属)
カモ撮りこうちゃん