天童でキンポウゲ科のウマノアシガタを見かけた!
2024年5月に見かけたウマノアマシガタ
2016年5月に見かけたウマノアマシガタ
キンポウゲの仲間は、葉っぱがキクの葉のように入り組んでいて、殆どのものは毒草だと考えています。
そんな仲間には、ウマノアシガタの他に、タガラシ、キツネノボタン、センニンソウ、ハンショウヅル、オキナグサ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、フクジュソウ、オダマキ、トリカブト、サラシナショウマ、シラネアオイなどがあり、とても多様です。
そのウマノアシガタの別名がキンポウゲとなっています。
ニリンソウなどは春の山菜として、灰汁抜きして食べられています。
また救荒植物としても歴史的に利用されてきたようなのです。
このウマノアシガタは天童周辺では見かけましたが、蟹江周辺では見かけていません。
東北は多く生えているのかも知れません。
今年の5月に天童に出かけた時に、民家の庭にウマノアシガタが植えられているのを見かけました。
この野草を愛でる人がいるんだなぁと思ったものです。
ウマノアシガタの別名がキンポウゲといわれているので、キンポウゲ科の特徴をよく体現しているのだろうと考えていました。
「三河の野草」には「花期は4~5月。高さは30~70㎝。生活型は多年草。生育場所は日当たりの良い山野。分布は在来種、北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア。和名の由来は根生葉が馬のひづめに似ていることから。根は紡錘状に膨らむ。茎や葉柄には白い開出毛が生える。根生葉は3~5中裂し、裂片はさらに2~3浅裂し、基部は心形、長い葉柄がある。茎葉は上部ほど幅が細く、裂片の数が少ない。花の直径は1.4~2.4㎝。花柄は長さ0.8~10㎝、斜上毛がある。花弁は普通5個、長さ7~12㎜、基部を除いて金属のような光沢があり、黄色、基部に鱗片状の蜜腺がある。雄しべ多数。雌しべ多数。萼片は5個、長さ約5㎜、長い毛があり、早落性。集合果は直径4~6㎜、球形。痩果は長さ1.2~2.8㎜、しわや刺針はない。花柱は長さ0.2~0.4㎜、三角形、宿存する。ウマノアシガタの花弁が八重のものはヤエキンポウゲ といい、本来はこれをキンポウゲと呼んだ。今ではキンポウゲは母種の別名とされる。」と記されています。
八重咲きのウマノアシガタをキンポウゲと呼んでいたようです。
でも私自身は八重咲きのウマノアシガタを見た記憶がありません。
見れども見えずだったのかもしれません。
分布は本州も含まれていることから、養老山地に行けば見かける可能性があります。
いつか確かめに行きたいと思っています。
ウマノアシガタの黄色い金属製の花は、なぜか心を惹かれるものがあります。
それは毒草という点も惹かれる要素があると思われます。
怪しい雰囲気がある方に惹かれる人間の性なのかも知れませんね。
(キンポウゲ科 キンポウゲ属)
カモ撮りこうちゃん