アシナガバチはやっぱり変温動物だったんだ!

低温の中でのキアシナガバチの巣

キアシナガバチ

フタモンアシナガバチの巣かな?

小さいときから身近なハチといえばアシナガバチでした。

多分キアシナガバチだったと思われます。

家の軒先などに巣を造っていました。

巣には穴がたくさん空いていて紙のような材質の馴染みがある巣です。

アシナガバチは叢などでいつも見かけていました。

叢や自宅の庭にはいろいろな種類のハチが飛んできます。

自宅にはプラスチックプランター製の水槽が20個くらいあります。

真夏の暑い時には、これらのハチが吸水のためにたびたび飛んできます。

水を吸って飛び去ります。

しばらくするとまた来て水面に口をつけて水を吸っていきます。

多分巣の温度が高くなっているので、巣の温度を水分の気化熱で低くするためではないかと予想しています。

庭にホースで水やりしますが、そのときにも近くを飛んでいきます。

構わずに水を放水しています。

こちらが攻撃しない限りは、反撃してこないことを知っているからです。

叢ではオオスズメバチなども近くにきますが、追い払ったりしなければ攻撃してくることはありません。

秋になって巣の近くまでいけば、カチカチと攻撃のシグナルを出し、攻撃してくることはあるでしょうが、普段はそうした場面にはぶつかりません。

今年は1週間ほど前に急激に気温が下がりました。

11月下旬の気温だとテレビでは言っていました。

その時に永和の沼と雑木林に写真撮りに行きました。

するとサクラの葉が落ちた枝の一角にアシナガバチの巣がぶら下がっていました。

夏には気がつきませんでした。

その巣の周りにアシナガバチが取りついてじっとしていました。

スズメバチやミツバチだったら巣の中に入り寒さから身を守れるのに、アシナガバチの巣はそうしたことができません。

ただ巣の周りに取りついてじっとしているだけです。

このまま寒さが続けば凍死してしまうでしょう。

気温が低いと変温動物なので活動できなくなっているようです。

気温の急激な変化はアシナガバチにも過酷な試練を強いているのですね。

昔天童のアパートに住んでいた時、ベランダにアシナガバチの小さな巣がありました。

ベランダのあたりを飛び回っていました。

ある時ハチに刺激を与えてしまったらしく、腕を刺されてしまいました。

大した痛みではありませんでしたが、今度刺されるとアナフィラキーショックに陥る可能性があります。

気をつけたいと思っています。

ハチに刺されるといえば、自宅に遊びに来た知人の男性が、山でスズメバチに刺されたといって、その手を見せてくれました。

手がパンパンに腫れてグローブのようだったことを憶えています。

その後腫れは引いて普段のようになりましたが、次にスズメバチに刺されたら死に至る可能性があるだろうと思われます。

そんなことを想い出しました。

(ハチ目 スズメバチ科 アシナガバチ亜科)

カモ撮りこうちゃん