気になっていた植物はヤブミョウガだった
ヤブミョウガの花
ヤブミョウガの花と実
ヤブミョウガの葉
いろいろ歩き回っていると偶然に出会う植物があります。
どんな名前の植物か分からないまま通り過ぎることが多いのですが、その植物は葉が輪生のような感じで割と大きく印象に残りました。
葉だけだと素人目にはどんな名前の植物か分かりません。
花が咲けば同定しやすくなります。
そんな植物を昨年の夏に入る頃、海津市森下の長良川水門近くの神社の樹林で見かけました。
花茎が出始めているものもあったのですが、どんな花か確認しないまま帰ってきました。
樹林の下の薄暗い感じのところで生える植物のようです。
先日海津市のハリヨ公園に写真を撮りに行ったとき、駐車場に入る手前の道路脇に白い花を咲かせている、見覚えのある輪生のような葉を見かけました。
そこで車をその場所までバックして降りて確認しました。
すると海津市森下で見かけた植物の花だったのです。
やはり心にとめて置くと、いつか出会えるという経験則の通りだと思いました。
そこで写真と動画を撮りました。
花茎についている花は白い花で、中には緑色の実がついているものもありました。
家に帰って調べてみると、ヤブミョウガでした。
「庭木図鑑 植木ペディア」には「福島及び新潟県以南の各地に見られるツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草で、薄暗い暗い林や藪に生え、葉の色や形がミョウガ(ショウガ科)に似るため命名された。日本以外でも東アジアの各地に分布する。地方名はヤブショウガなど。
夏から秋にかけて花茎が伸び、直径6ミリほどの小さな白い花が、茎の上部に段々と集まって咲く。花には両性花と雄花があるが、いづれも一日しか持たない『一日花』。しかしタイミングをずらして次々に咲くため、花期は1か月間ほど続く。実も花と同じようにタイミングをずらしながら次々と熟し、その青藍色の美しいことから観賞用に植栽される。直径5ミリほどと小さいものの、多数まとまってできるため人目を惹く。ヤブミョウガは、この実のほかに地下茎でも増え、繁殖力が強い。茎は高さ70センチほどだが、花の時期には更に花穂が伸びて、1mほどになる。葉は長さ20センチを超える大型で、茎の中央付近から6~7枚が車輪状に並んで生じる。」と記されています。
まだ知り合ったばかりなので、生態的な意味合いもその特長もまだはっきりと分かりません。
でも存在感がある植物であることは間違いないでしょう。
これから学んでいきたいと思っています。
(ツユクサ科 ヤブミョウガ属)
カモ撮りこうちゃん