サトザクラのアマノガワは花茎が立ち上がり上向きの花が咲く!

天の川(サトザクラ)の花

楊貴妃(サトザクラ)の花

春になって身の回りに咲くカワヅザクラ、ソメイヨシノ、エドヒガン、シダレザクラなどのサクラは、みな下向きに花を咲かせます。

そのためか、メジロやヒヨドリは逆さにぶら下がって首を曲げて花の蜜を吸っている光景を見かけます。

私は長く「サクラの花は下向きに花が咲く」という規則を作っていました。

殆どのものは下向きに花をつけているからです。

2年前に名古屋市港区の戸田川緑地で、沢山のサクラの品種が植えられているのを知りました。

そこでサクラの品種など、サクラの勉強を始めました。

植えられているサクラの品種は、サトザクラの下にそれぞれのサクラ名が書かれているものが多いのです。

そのサトザクラというのは、主にオオシマザクラと他のサクラをかけ合わせて作られたサクラで、それらをかけ合わせたり、選抜したりしながらその品種を作り出してきたらしいのです。

サトザクラは言ってみれば、古人の努力によって、今のようなサトザクラの品種になったことから、文化遺産と考えて良いのですね。

サトザクラの多くは八重桜です。

例えば、関山、松月、一葉、普賢象、兼六菊桜などが含まれますが、その多くは下にぶら下がって花を咲かせます。

特に楊貴妃は、本当に花がぶら下がっている印象が特徴といえば特徴です。

先日、その戸田川緑地の園内を歩いていたら、標識がついていないサクラを見かけました。

そのサクラは花茎(花柄と小花柄)が真っすぐ上に伸ばしていました。

こんなサクラは初めて見たと思って、その写真と動画を撮りました。

とても吃驚したのです。

というのは、上述の「サクラの花は下向きに花が咲く」という規則の例外例だからです。

しかもそのサクラの名前は分からないままでした。

ところが、昨年もこのサクラの写真を撮っていたのです。

というのは、私のスマホの待ち受け画面の写真が、このサクラだったのです。

これまではチョウトンボの写真を待ち受け画面にしていたのですが、それが消えてしまって、仕方なくスマホにあった不明のサクラの写真を適当に載せていたのです。

その写真がこの例外例に当たるサクラだったのです。

「桜樹学・桜の世界3」(藤原隆之 このはなさくや図鑑運営委員会)を見たら、アマノガワ(天の川)と載っていました。

そして枝ぶりも私が見ていたものと同じでした。

スマホの写真が何か分からないままだったのですが、今回のサクラの特徴を介して、サトザクラのアマノガワを知ることができました。

その時には分からなくても、いつかそれと関連することが分かってくると、これまで不明だったものが突然分かるという経験を何度もしてきました。

今回もその例になります。

やはり少しずつ学んでいき、そのことが分からなくても心に留めておくことがいつか役立つことがあることを再認識したのでした。

(バラ科 サクラ属)

カモ撮りこうちゃん