小さい頃から気になっていた植物はハランだった!

寿司の境に使っていたハラン

日陰や家屋の北側で育ち易いハラン

子どもの頃から気になっていた植物がありました。

私の生活の中の記憶の一部として、今でも残っているのです。

子どもの頃、名古屋市西区児玉にある東芝社宅に住むようになりました。

8畳と6畳の他に板の間のリビングがあって、そこで6人家族で住んでいたのです。

その当時、住宅の東北側の陽が当たらない場所に汲み取り式の便所があるのが一般的でした。

ある時期になるとバキュームカーが来て、便所の汲み取り口から汲み取っていくのです。

その汲み取り口近くに、葉が大きい植物が生えていました。

その横の地面にはユキノシタが生えていました。

子ども時代、その場所は近づきがたい場所だったのです。

運動会やお祭りの時に、寿司を作る際に母がその葉を採って来て、ある形に切って寿司の境に使っていました。

父は会合で出かけて帰って来る時、土産の寿司の折詰を持って帰ってきたものです。

その折り詰めを開くと、母が作った植物の形と同じものが、やはり境として使われていました。

その大きな葉の植物の名前は何だろうと、ずーっと思っていました。

今ではプラスチックのものに変わっていますが、その切った形は昔の儘です。

先日も戸田川緑地にサクラの花の写真を撮りに行った時に、雑木林になっている一画に、この植物が植えられていました。

そこで写真を撮りました。

家に帰ってからインターネットで調べてみると、ハランと記されていました。

最初はバレンかなと思ったのですが、私の勘違いでした。

ウイキペディアのハランには「キジカクシ科(クサスジカズラ科)ハラン属の常緑多年草で、巨大な葉を地表に立てる植物である。古名は馬蘭(バラン)。特徴は地下を横に這う地下茎の形をとる。葉は薄いが硬くてつやがあり、深緑色。楕円形で長さが50㎝を越える。密な群落を作るので、地面からこの様な大柄な葉が立ち並ぶような風景となる。日陰で手入れしないでも良く育つ。花は紫色で多肉質。3‐4月ごろ地下茎から出て地面すれすれに咲く。ちょうど花が地面にめり込んだような格好である。花被片は8つに分かれる。果実は地表に乗っているような姿になり、翌年の夏場にあたりに種子をばらけさせる。分布・生育地は、中国南部原産であると言われてきたが、中国での野生は見つかっておらず、鹿児島大学の迫静男らにより九州南部の宇治群島、黒島、諏訪之瀬島が本来の野生地であるという報告がなされている。花粉媒介で、この植物の花は地上すれすれに咲くことから、カタツムリやナメクジにより花粉が媒介されて授粉されるとの仮説を提唱した植物学者がいたが、1995年に日本の加藤真がヨコエビ類のニホンオカトビムシがこの種の花粉を媒介することを示した。その後、加藤の教え子である末次健司により、主たる送粉者はキノコバエ類であるとの見解が示された。寿司などの食品に付属する緑色のプラスチック装飾品をハランまたはバランという。これは、ハランを真似て作ったプラスチック製のものを人造ハランと呼んだのが起源である。」と記されています。

小さい時の想い出と繋がったハランの記憶です。

(キジカクシ科 ハラン属)

カモ撮りこうちゃん