マガモの繁殖地への北帰行について、ある仮説を考えてみた!
2026.3.12に見かけた少なくなったマガモの群れ
2026.3.12に堰で見かけた少なくなったマガモの群れ
2月26日1時頃に、いつも歩く立田大橋から木曽川西岸の土手を北に歩いて行きました。
天気も良く、春のような陽射しで暖かい日でした。
目的はマガモの群れが堰や杭で見られるかどうかを確かめたいからでした。
石が積み上げられた堰には、マガモが沢山休んでいました。
数羽のコガモやオナガガモも混じっていました。
更に歩いていくと木やコンクリートの杭に、沢山のマガモがとまっていて、首を羽の中に突っ込んで休んでいました。
その先の杭にも沢山のマガモがとまっていて、その数は700羽以上はいるのではないかと思われました。
木曽川で越冬するマガモもいますが、これほどの数ではありません。
これらのマガモは北帰行するために、この時期に木曽川のこの周辺に集結してくると思われるのです。
3月12日になって、カモの数がどうなっているのか確かめるために、木曽川の土手を歩きました。
2月26日に見かけていたほどのマガモの数は見かけませんでした。
既に大半のマガモは北に向かって飛び立っていったと思われます。
でもまだ残っているマガモがいるのです。
もしかすると、集結する日時に遅れた群れがここに滞在しているのかも知れないとも思われます。
少し経つと第2陣として飛び立っていくのではないか。
環境省の「渡り鳥飛来状況調査」には、マガモの渡りに次のことが示されていました。
「最近の技術の発展により、人工衛星の送信機を鳥類に装着し経路を把握することができるようになりました。 環境省は、平成17年度から主要な渡り鳥に送信機を付け飛来経路を追跡することを始め、個体数は限られるものの、我が国で越冬しているカモ類がどのような経路を通って繁殖地へ渡っているか、また、繁殖地からどのような経路で越冬地へ南下するか、が明らかになってきました。」と記されています。
図に示されているマガモの繁殖地の殆どはユーラシア大陸ですが、凡そ5か所あります。
一番遠い場所はシベリアのヤクーツク近郊です。
他にはカラフトの北端地域、中国の大興安嶺山脈の麓付近、中国のチチハルとハルピンか長春付近で、同じ方向ではないのです。
北帰行する経路は、
①新潟付近から、日本海、北海道を経由してカラフトに行くもの
②新潟から日本海を渡って中国のチチハル付近に向かうものなどがあります。
その繁殖地の違いから、木曽川来ているマガモの群れは、全て同じ繁殖地に向かうのではなく、異なる繁殖地に向かう可能性もあるとも考えられるのです。
同じ繁殖地へ帰る第2陣と考えていたマガモの群れは、もしかすると、繁殖地が異なる地域に北帰行する可能性があるのではないかと考えるようになりました。
本当のところはマガモたちに直接聞いてみなければなりませんが、全てもマガモが同じ繁殖地から来ていると考える方が間違っているのかも知れないと思うようになっています。
皆さんはどう思われるでしょうか。
(カモ科 マガモ属)
カモ撮りこうちゃん









