カンヒザクラは緋色でサクラには見えなかったけど!
カンヒザクラの花
カンヒザクラの花をつける木
昨年春に名古屋市港区にある戸田川緑地に行きました。
行った目的はカワヅザクラに来るメジロを撮りたくてでかけたのです。
歩き回っているうちに、沢山の種類のサクラが植えられていることを知りました。
いつかサクラの種を知りたいと思っていたので、緑地内のサクラの写真を撮り始めました。
撮り始めた時期が4月近かったので、早咲きのサクラは撮ることができないものもありました。
そこで今年は2月下旬頃から出かけて撮っています。
その中にカンヒザクラがありました。
本当に緋色で花がぶら下がっている感じなのです。
その様子を見ると、私が思い描いているサクラとは見えなかったのです。
このカンヒザクラは、枚方の義理の弟が亡くなって斎場に行く通りに、街路樹として沢山植えられているのを想い出します。
「桜」(勝木俊雄 岩波新書)には「日本には10種しかない。日本に分布しているサクラの種は、ヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、チョウジザクラ、エドヒガン、ミヤザクラ、カンヒザクラである。ただし、野生のカンヒザクラが見られるのは、沖縄県の石垣島の一部だけである。~中略~ このカンヒザクラは本当に昔から自生しているのか、それとも海外から持ち込まれたものが野生化したものか、はっきりしない。」と示されています。
今のところ、日本に分布しているサクラ全てがわかっている訳ではありませんが、少しずつ出会うことを期待しながら学んでいこうと考えているところです。
また「日本の桜」(勝木俊雄 学習研究社)には「中国南部を中心に台湾やベトナムなどにも分布する種。沖縄県石垣島にもカンヒザクラの自生地があり国の天然記念物に指定されている。沖縄では“染井吉野”の育成が難しいこともあって観賞用に植えられており、桜の開花宣言にも利用されている。東京でも江戸時代後期から栽培されており、『緋寒桜』や『元日桜』『薩摩緋桜』とも呼ばれている。花が赤く開花期が早いことから人気があるが、もともと温かい地方で生育する種なので寒さには弱い。」と記されています。
カンヒザクラは下向きに蕾をぶら下げていて、花が開いていても大きく開くことがないので、サクラの花のイメージからは外れているように感じています。
少し前、東京の友人の松田知明さんと電話で話した時、サクラの開花宣言のためのサクラの品種はソメイヨシノだと話したら、鹿児島などではソメイヨシノが育たないから、他の花を開花宣言のために使っていると話してくれました。
カンヒザクラだったのですね。
またカンヒザクラを元にしてカンザクラ、オオカンザクラ、オカメなどの多様なサクラの品種改良がなされているようなのです。
そんな世界も探検できたら良いなと考えているところです。
(バラ科 サクラ属)
カモ撮りこうちゃん










