南濃町にはニュウナイスズメの大群が来ているようだ!

ニュウナイスズメ

大群で電線にとまるニュウナイスズメ

今年(2025)12月4日に初見のニュウナイスズメを、12月15日に出かけて観察しに行きました。

車を停めて用水路脇土手を歩いていきましたが、橋の脇にあるノイバラの赤い実に数羽のニュウナイスズメがいるのを確認できました。

私が橋に近づくと、飛び立って近くの木の枝にとまったものの、その後飛び去っていなくなりました。

土手を北に歩いていくと、大きなエノキの高い枝先に数羽の鳥がとまっていました。

ニュウナイスズメだと思い、カメラで写真を撮り、動画も撮りました。

その動画を見てみるとカワラヒワの小群だったのです。

この付近では年中カワラヒワを見かけます。

ニュウナイスズメがやってきても混群になることはなく、近くの枝や電線にとまる時も別々です。

土手の先まで行くと、対岸の木の枝にノスリが止まっていたので、その写真を撮りました。

その後、ノスリは飛んでいきました。

そこから駐車した場所まで戻ってから、その用水路沿いに、今度は南に写真を撮る対象がいないかと思いながら歩いたのですが、やはりカワラヒワの小群だけがいて、ニュウナイスズメの姿はありませんでした。

その小さい土手の先にある津屋川の土手に上がってから、歩いて戻ってきました。

そしてもう一度ニュウナイスズメがいないかと電線を見たら、沢山の鳥がとまっていました。

そこで写真を撮りました。

端っこにとまっている鳥を撮ってから拡大したら、間違いなくニュウナイスズメだったのです。

ニュウナイスズメは頬を黒い斑点がなく、オスは頭が赤く、メスは灰色っぽい感じです。

スズメとの違いは頬の黒い斑点で区別できます。

とまっているニュウナイスズメの真ん中頃では体を寄せ合っている感じで、オシクラマンジュウの風情です。

こんなに多くの数のニュウナイスズメを見かけたのは初めてでした。

恐らく300羽以上はいるのではないかと思われます。

5~6年前に見かけるようになったニュウナイスズメを、この用水路脇のエノキの樹上で見かけた時は、30羽前後の群れだったように思いました。

その後数年間は同じ感じだったのです。

ところが今回は大群といっても良い程の数のニュウナイスズメです。

とても驚きました。

帰ってから写真を拡大すると、その中に留鳥のスズメも混じっていました。

基本的な餌は穀物類なので、混群になってもおかしくはないのです。

数年前に枝にとまっているのを見かけた時も、ニュウナイスズメの中にスズメが混じっていました。

その電線にとまったニュウナイスズメは、その下にある田んぼの二番穂のイネの実を食べに降りていました。

もしかするとこうした二番穂がニュウナイスズメの数を多くしている原因かもしれないなぁと思っています。

(スズメ科 スズメ属)

カモ撮りこうちゃん