サルナシは小型のナシの仲間だと思い込んでいた!
サルナシの果肉
鈴なりになったサルナシ
サルナシの実
サルナシというのは名前だけは昔から知っていました。
ナシというからには、バラ科のウメ、サクラやモモと同じ仲間で、ナシに近い仲間に違いないと思い込んでいたのです。
しかも野生種だろうから、ナシの小さいものだろうと思っていたのです。
いつかサルナシを見てみたいとずーっと思っていたものの、見かけていませんでした。
天童訪問の際に知り合いのTさんの畑にキウイ、アケビ、サルナシがあると聞いて、それを見に行くことになりました。
その帰りに大きなアケビを3つ貰ったので、蟹江に帰ってから調理して食べる予定にしています。
そのサルナシですが、見かけた時は季節の終わりで、実の周りも色合いもくすんでいたのです。
また外見の実の形はキウイの小さい感じだったのです。その実の1つを割いて見ると、なんとキウイと同じ緑色の果肉だったのです。
それを見てとても驚きました。
ナシに似ている実だと思い込んでいたのと、キウイのような実が生る植物が日本にあることが信じられなかったのです。
ウィキペディアのサルナシには「マタタビ科マタタビ属の私有異種または雌雄雑居性のつる植物で、落葉性植物。~中略~ 山地に生える。果実はキウイフルーツを小さくしたような外見で、酸味と甘みがあり食べられる。和名は、サルがこの実をたべるということで名付けられたものである。分布域・生育地は、日本列島、朝鮮半島、中国大陸などの東アジア地域、サハリンに分布し、日本では北海道、本州、四国、九州に分布する。北海道や東北地方に多い。山沿いの平地から山地まで分布し、山地の沢沿いや林内に生え、樹上に絡まる。本州中部以南の温暖地では、概ね標高600メートル以上の山岳地帯に自生する。日本の本州中(長野県)では、標高700mから1400程度の沢筋から斜面上部まで分布する。寒冷な地域においては標高100mに満たない人里近く、いわゆる里山と呼ばれる領域にも自生する。」と記されています。
日本在来種なのに蟹江周辺では余り見かけないのは、棲息域が割と北国や高度が高い地域に限られているからのようです。
でも日本に昔から自生していたことに驚きました。
マタタビもサルナシと同じような実ができるのかと疑問に思っているものの、今のところ確認できないでいます。
キウイは日本には1966年にアメリカから果菜類として輸入されるようになり、その後ミカンなどの転作作物として推奨されて、国内線さんが始まったと言われています。
キウイを見ると、外国産というイメージがつきまとっているのですが、その祖先はサルナシかもしれないなぁと思ってしまいました。
(マタタビ科 マタタビ属)
カモ撮りこうちゃん








