二口峠を越えて秋保大滝の手前の叢で、ニホンザルの群れを見かけた!

母ザルと子ザル

グルーミングするニホンザル

マウンティングするオスザル

草を食むニホンザル

道路を横断したニホンザル

ニホンザルの行動アレコレ

久し振りに天童に動植物の写真撮りに出かけました。

今年は夏が猛暑(30度以上)で、山形県でも長期間に亘って雨が降らずに、農作物に被害が出ているようです。

山中の森林などの果実も実が生らないので、そのため東北や北海道ではクマが頻繁に市街地まで、餌を求めてやってきているらしいのです。

そこで餌を採り、そこに行けば餌があることを学習していきます。

それを繰り返していくうちに、人間に遭遇して襲い、死亡者を出している事件が頻発しています。

今年はそんな状況なので、天童の知人たちから、クマが出るから今までの場所に行かない方が良いという助言を沢山もらいました。

また季節が予想以上に早く移り、10月末には晩秋から初冬の雰囲気で気温も低くなっていました。

そのためか風邪をひいてしまいました。

そんなことから余り良い被写体には会えなかったのです。

すると、写真撮りに同伴してくれる知人が、山寺から秋保までの二口街道を車で通り抜けてみないかと誘ってくれました。

その前日には知人の知り合いのアケビ、サルナシ、キウイなどの植物を育てている人の畑に行って写真を撮らせてもらいました。

翌日の当日、朝に霧が出ていたので、今日は快晴になるだろうと思いました。

天童在住の時から、私自身二口街道を通り抜けてみたいと思っていたのです。

でも途中は舗装されていないガラガラ道になっているとも聞いていたのです。

この日は、9時半頃に山寺に向かいました。

その脇の秋保に抜ける二口街道を車で行きました。

冬期間の11月初旬から翌年の4月下旬までは通行止め(閉鎖)なるのです。

私が出かけた時は、閉鎖になる数日前でした。

でも思ったより道路は狭くなく、交通量も多かった感じがしました。

途中の二口峠辺りでは、山形市の市街地とその向こうの月山を綺麗に見ることが出来ました。

その後、街道を宮城県側に下って秋保の馬場辺りの道路を走っていくと、ニホンザルが横断しているのを見かけました。

横断したサルは道路の端に座り込んでから、他のサルと一緒に、木の上に上って様子を見ていました。

写真を撮ろうと車を停めたら、道路の反対側の叢に沢山のニホンザルの群れを見かけました。

その数は30頭ほどでした。

野生のニホンザルで、これほど大きな群れを見たのは初めてです。

そのサルには、ボスザルと思われるもの、今年生まれたと思われる子ザルなどもいて、それぞれ叢で草を食んでいました。

中にはグルーミングしているサルや、他のオスにマウンティングしているオスもいました。

何頭ものサルが、叢の草の葉を食べているのを見て、ニホンザルはカキや、木の実などを食べるものだと思い込んでいたので、何か驚いてしまったのでした。

(オナガザル科 マカク属)

カモ撮りこうちゃん