ナツズイセンだと思ったら、ヒガンバナ科のサフランモドキだった!

ナツズイセンと間違えたサフランモドキ

ナツズイセン

1週間ほど前に愛西市福原輪中に写真を撮りに行きました。

この日も猛暑日で、ザックに冷凍した水のペットボトル、アクエリアスのペットボトル、保冷剤2個を保冷用の銀色の袋に入れて背負って歩いていきました。

その目的はウマノスズクサを見かけないかと思っていたのです。

福原輪中内には時々ジャコウアゲハが飛んでいるので、食草のウマノスズクサ、オオバウマノスズクサが生えている場所があるに違いないと思って探しているのです。

残念ながら、今のところは見かけていない状況です。

途中で休むために輪中の中にある小さな神社の境内に入りました。

境内の木には、クスノキ、タブノキ、ツバキ、シラカシなどの木が生えていました。

その境内の叢にピンクの6弁のハナビラを持ったユリに見えるような花が咲いていました。

葉っぱは出ていないようです。

また花茎の先に赤っぽいツボミのものも見られました。

この時期になると、ところどころで6弁のハナビラを持ったナツズイセンが花を咲かせているのを見かけていました。

そこで瞬時にナツズイセンではないかと思ったのです。

でもこの境内で見かけた植物は、なぜかナツズイセンとは違うように思えてならなかったのです。

というのは花びらはナツズイセンより大きいようだし、その花茎は細いのです。

でもこの時期に咲くのはナツズイセンだと思い込んでいたので、混乱してしまいました。

その数日後、今度は近くの船頭平河川公園に出かけると、遊歩道のところにナツズイセンが咲いていました。

花茎は太く花弁は少し細いようですが、6弁の花でした。

このナツズイセンを見かけて、先日境内で見かけた植物はナツズイセンではないと判断しました。

そこでインターネットでその花があるか検索すると、サフランモドキだと載っていました。

ウィキペディアには「ヒガンバナ科、タマスダレ属 サフランモドキ種。花を観賞するために栽培され、日本では暖地で逸出帰化している地域もある。メキシコ、グアテマラが原産地である。しかし現在ではアメリカ合衆国南部からコスタリカ、アンチル諸島、及び南アメリカのそれぞれに孤立した場所で見られるようになっている。南アメリカでは栽培状態か、或いはそこから逸出した姿でのみ見られる。日本では広く栽培されてきたが、暖地では逸出して野生化している地域もある。長崎県天草地方では水田のあぜ道に群生し、ヒガンバナのような美観を呈するという。~中略~ 日本では普通は6–10月が開花期である。花茎は鱗茎1つにつき1個生じ、長さは30センチメートル内外で先端に単独に花をつける。花の基部には膜質の苞があり、花柄の基部を取り巻いている。花柄は苞より短い。」と記されています。

ちょっと見るとナツズイセンと間違えそうなんですよね。 

(ヒガンバナ科、タマスダレ属)

カモ撮りこうちゃん