クサフジには園芸種があるのかな!
園芸種、それとも突然変異のクサフジ
ナヨクサフジかな?
天童で見かけたクサフジ
クサフジは蟹江周辺では時々見かける程度で、それほど多くは見かけていませんでした。
5月中旬に山形県天童市に出かけた時、天童高校の裏にある果樹園付近の畑には、たくさんの青紫色のクサフジが咲いていました。
天童在住の時には他の道路脇でもクサフジが咲いていて、その写真を撮っていたものです。
割とよく見かける植物という印象でした。
蟹江戻ってからは余り見かけることはなかったのですが、それでも海津市南濃町津屋の道路脇に、クサフジが咲いているのを見かけました。
毎年咲いているので多年草だと思われます。
今年になって南濃町早瀬の道路脇にクサフジが咲いているのを見かけました。
その多くは他の場所でも見かける青色の花を咲かせるクサフジでした。
でも咲いているクサフジの中で、薄い赤紫色をしたクサフジの株を見かけました。
これまで見かけていたクサフジの花の色とは随分違っています。
しかもその株には薄い紫色や赤っぽい紫色などバリエーションがある花が咲いていたのです。
こんなクサフジの花を見かけたのは初めてでした。
このクサフジの株が、突然変異なのか、園芸種が野生化したのかは今のところは分かっていません。
でも普通のクサフジの雰囲気とは違っていることは確かなのです。
例えば同じマメ科のシロツメクサ(クローバー)で時々見られる四つ葉のクローバーは、突然変異によるものです。
シロツメクサはマメ科の三小葉ですが、その葉が四枚になっているのです。
私は学生の頃、六枚の葉があるクローバーを見かけたことがありました。
そんなことから、このクサフジは突然変異なのかも知れないなぁと思っています。
「野草・雑草の事典530種」(金田初代 洋一郎 西東社)のクサフジには「茎は地面を這うか、巻きひげで他のものに絡まりながら伸びます。葉は羽状複葉で、先端が分枝する巻きひげになり、蝶形花を多数つけます。花は一方に片寄ってつき、下から順に咲きます。つる性の草で、葉も花も木本のフジに似ているのが名の由来。よく似たナヨクサフジは、花が紫色で、小葉が20枚くらいつきます。生育地は草地、土手、林縁。分布は全国。花期は5~9月。高さはつる性。花色は青紫色。」となっています。
私の見かけたクサフジは、ナヨクサフジとは違っています。
このクサフジは、小さい頃からよく知っているマメ科の植物という訳ではないのですが、最初見た時から何か気になる存在だったのです。
その理由は自分では分かっていませんが、あの色合いと花の咲き方が印象深かったのかも知れないなと考えているのです。
(マメ科 ソラマメ属)
カモ撮りこうちゃん