今年になって、久し振りにムラサキシジミを見かけたけど!

2025.6.25にに見かけたムラサキシジミ

2025.7.3に見かけたムラサキシジミ

2019.11.12に見かけたムラサキシジミ

2021.10.30に見かけたムラサキシジミ

蟹江周辺の西尾張と岐阜県海津市が、私が写真撮りに出掛けている場所です。

その中で海津市南濃町津屋のハリヨ公園は、定点観測地になっています。

今年は津屋川に流れ込む、清水池からの用水路でアオハダトンボの写真を撮りました。

オスの翅がブルーでとても綺麗です。

その後発生するハグロトンボも沢山見かけますが、それよりもアオハダトンボの姿の方が数段上ではないかと思います。

他には植物のミクリも見かけました。

ミクリも十年以上前に、山形県東根市の田んぼ脇で見かけていました。

それが最初でした。その後は見かけたことはなかったのですが、その用水路で見かけたのです。

また6年程前に、シジミチョウの仲間のムラサキシジミを弥富市の「海南こどもの国」で、カシの木の葉にとまっているのを見かけました。

その後も海屋の雑木林付近で一度見かけましたが、それ以後は見かけていませんでした。

「日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会編 誠文堂新光社)には、「食草はアラカシ、イチイカシ、コナラ、クヌギ、カシワ、ミズナラなど(ブナ科)、生育環境は平地~山地の照葉樹林や落葉広葉樹林、暖地性のため、照葉樹林が中心だが、夏季にはやや山地でも見られる。行動は日中はやや不活発で、夕方、樹冠部や林縁部などを活発に飛翔する。オスメスともに地面で吸水を行うほか、樹液やアブラムシの分泌液を吸う。越冬前や越冬後は日中翅を開いて日光浴を行う。越冬前は訪花性は低いが、越冬後はサカキ、キブシなどの花を訪れる。越冬は枯葉で1~数個体程度で行われる。生育状況は、都市部の公園などで比較的普通に見られる。」と記されています。

先日津屋のアオハダトンボを撮るために、駐車場から用水路まで歩いていく途中にある白山神社の境内の中を歩いていた時に、草の葉に裏翅が茶色のシジミチョウを見かけました。

またハリヨ公園の梅林近くの林縁でも同じチョウを見かけました。

これも裏翅しか見ていません。

どんなシジミチョウなのだろうと思っていたのです。

その後ハリヨ公園の雑木林の叢にオオアオイトトンボの写真を撮りに出かけた時、ジャノメチョウとは違った雰囲気のシジミチョウを見かけました。

瞬間にムラサキシジミだと思ったのです。

飛んでいる時、一瞬見えた表翅が紫色だったのです。

その後イタドリの葉にとまりましたが、やはり裏翅しか見かけませんでした。

今年になって、南濃町津屋で3回もムラサキシジミを見かけたのです。

ここは養老山地の東側にあり、その東麓の位置になります。

本当は表翅を写真に撮りたいのですが、残念ながら撮れていません。

夏には樹液などを吸うらしいので、森に近い場所に棲息しているのかも知れません。

次回出会うのを楽しみにしているところです。

(シジミチョウ科 ムラサキシジミ属)

カモ撮りこうちゃん