今年のベニイトトンボの初見日は、5月22日だった!

2025.5.22に初見のベニイトトンボ

2025.5.26に見かけたベニイトトンボ

2025.5.29に見かけたベニイトトンボ

自宅の狭い庭に8年程、準絶滅種のベニイトトンボが発生しています。

多分買ってきたアナカリス(オオカナダモ)の茎に埋め込まれた卵が、庭の水槽でヤゴになって羽化したのだろうと思われます。

最初の数年は、2~3匹ほど見かけるだけでしたが、ここ数年は100匹ほど見かけています。

蟹江の他の場所では見かけていないので、アナカリスに埋め込まれた卵がヤゴになり羽化して成虫になるのを繰り返していると思われます。

ここ3年程の初見日は2023年は6月6日、2024年は6月3日でした。

今年は5月22日に見かけました。例年に比べて2週間程早いのです。

その時はまだ羽化したばかりで、ふわふわ飛んでいて、やっと草にとまる感じでした。

その後観察していると、29日には庭のドクダミの葉にとまったり、ムラサキシキブの葉にとまったりしながら、庭の中で見かけました。

その前の数日間見かけなかったので、他の場所に飛んで行ってしまったのかと思っていたのですが、今日(5月29日)また見かけたので、ここでずーっと生息していたらしいのです。

この庭ではここ数年オオシオカラトンボも羽化しているのですが、羽化して数日間は、この狭い庭にいて、それから見かけないようになります。

多分羽化した場所が故郷なので、その場所を刷り込むために、滞在するのではないかと考えています。

それに較べると、ベニイトトンボは飛翔力も弱く、基本的には庭で生涯を終えるものが多いようです。

ずーとほったらかしにしてあった庭ですが、今年は水槽にしていたプラスチックのプランターが壊れているものが多くなったので、その水槽を入れ替えました。

初見のベニイトトンボは、その入れ替えの前に羽化していたものです。

この水槽の入れ替えで、今までのプランターで生息していたヤゴが、羽化しない可能性があります。

昨年は100匹ほど羽化していましたが、今年の数は少なくなる可能性があります。

多分30匹くらい羽化してくれたら、満足せざるを得ないと考えています。

今年の水槽には、海津市平原の用水路にあったアナカリスと、飛島村の金魚養殖の放棄池から藻(ササバモ?)を採ってきて入れました。

昨年ベニイトトンボの連結態が、産卵するのに適したアナカリスが水面上になく、アオミドロは茎が細く産卵し難いように思ったからです。

せっかく沢山のベニイトトンボの連結態が飛び回っているのに、産卵に適した場所がないのは不憫です。

でも水槽を変えたために、羽化しないままで死滅するベニイトトンボもいるのではないかと心配しています。

さて、これからどうなることやらといったところなのです。

(イトトンボ科 キイトトンボ属)

カモ撮りこうちゃん