キアゲハが4月16日に木曽川土手でヘラオオバコの蜜を吸っていた!
4月16日に木曽川土手で見かけたキアゲハ
夏に地面で吸蜜するキアゲハ
キアゲハの色々
4月になるとモンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウなどがナノハナなどの周りを飛んでいるのを見かけるようになります。
キタキチョウは成虫で冬を越すチョウなので、見かけるのは当然です。
モンキチョウは早春の早い時期に羽化して3月初旬頃に見かけるようになります。
数がそれほど多くありませんが、それでも何匹かは見かけるのです。
モンシロチョウはモンキチョウと同じ頃見かけるようになります。
他にベニシジミなども春の早い時期から見かけています。
4月になってダイコンの白い花と、アブラナの黄色い花が盛りになると、アゲハチョウ(ナミアゲハ)も見かけるようになります。
でもアオスジアゲハは4月中旬では殆ど見かけません。
今年は4月下旬になってクスノキの周辺を飛んでいるのを初めて見かけました。
キアゲハはというと夏の時期にしか見かけていませんでした。
私の中で、キアゲハは数が少なく、夏に見かけるアゲハだと思い込んでいました。
先日4月16日に、木曽川東岸の土手を歩いていたら、土手の道の端に咲き出したヘラオオバコの花に、キアゲハがとまっていました。
こんな時期にキアゲハを見るのは初めてでした。
しかもヘラオオバコの花にとまっていたのです。
ヘラオオバコの蜜を吸っていたのか定かでありませんが、見た瞬間とても驚いてしまったのです。
「日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会編 誠文堂新光社)のキアゲハには「食草はセリ、ミツバ、シシウド、ニンジン、パセリなど(セリ科) 生息環境は平地~山地の明るい草原。都市部の公園、丘陵地の農地などから山地の草原や湿地などに見られる。行動は日中、草原の上をやや敏速に飛翔し、ツツジ類、アザミ類など各種の花を訪れる。オスは山頂部で占有行動をとるため、山頂部に集まり、草上や地面に静止する。夏型のオスは吸水も行うが、吸水性は弱い。生息状況は最近都市部で再び増加してきており、都市公園などでも見られるようになってきている。」と記されています。
成虫の出現時期は4月半ばから10月半ばほどですが、一番多いのは8月となっています。
出現時期は私の経験と一致しています。
他の多くのチョウのように、何回か集中的に羽化する時期があるのではなく、割りと8月を中心にして、半年間にダラダラと羽化しているようです。
これまでの経験から、キアゲハとアゲハチョウの区別はなかなか難しいのです。
表翅の上方の広い黒い部分かどうかで区別していますが、全体的にキアゲハは黄色っぽいのですが、アゲハチョウの中にも黄色いぽいものがあるので、なかなか難しいのです。
(アゲハチョウ科 アゲハチョウ属)
カモ撮りこうちゃん