キンポウゲ科の小さい白い花を咲かせる植物はヒメウズだった!

白い花を咲かせるヒメウズ

東名阪道の蟹江インター近くの叢で、小さい植物を見かけました。

何となくツル状に見えたのですが、下向きの白い花を咲かせていました。

もっと生長するのかなとも思ったものの、花を咲かせているので、これが本来の大きさだろうと推測しました。

この植物は、昨年も船頭平河川公園の長良川の川縁の叢でも見かけていました。

初めての植物だったので、撮った写真を「植物不明」のカテゴリーに入れておきました。

葉の様子からキンポウゲの仲間ではないかと思ったのです。

でも名前が分からなかったので、フェイスブックの「山野草・雑木・雑談を楽しむコミ」に投稿して、教えて貰うことにしました。

「少し日陰になる叢で見かけた植物です。余り大きくはなく、白い下向きの小さい花を咲かせます。葉の様子からキンポウゲの仲間かなと思っています。ご存じの方があったら、その名前を教えてください。」と投稿すると、「ヒメウズかと思います。」と反応がありました。

「ヒメウズの花をマクロレンズで見ると、クリスマスローズの俯いて咲く姿を思い浮かべます。」ともありました。

また「ヒメウズ、花の構造は小さくてもオダマキそっくりですね。Semiaquilegia adoxoidesという学名がつけられていますが、オダマキ属にされることもあるようです。目立たない花という種小名ですけど、びっしり咲くとかなり見事ですね。トリカブトのような毒性はないですが、一応有毒なので汁がついたらよく洗わないといけない植物ですね。中西さまの書かれているクリスマスローズもかなり毒性があるということで、FB友だちのイタリア人の方からHelleborus foetidusは特に毒性が強いから手に触れるときは気をつけないといけないと教わりました。」と反応がありました。

そこで私が「私は馬鹿の一つ覚えで、キンポウゲの仲間は用心しないとと、単純に考えています。」と応えると、「キンポウゲの仲間でも食べられるものもあるので、それは覚えておくといいかなと思うところです。例えばバイカモ。ラナンキュラスの仲間なんですが、低温の水の中や水辺でしか育ちません。でも環境がいいと、醒井や八ヶ岳山麓のように増えすぎて水路を塞ぐこともあるそうです。そんなのは食べたり食品に加工することもあるようです。ニリンソウも食べられますね。最近気になっているのはそんな猛毒のはずのトリカブトの葉、鹿に食べられて減っているところも増えているようですし、イブキレイジンソウというトリカブトの仲間は鹿に食べられてほとんど見られなくなってしまいました。」と教えてくれました。

私は「ニリンソウは山菜として食べられることは知っていました。バイカモも食べられるんですね。また人間にとって害があるものも、他の動物では無害化する機能もあることがあるので、イブキレイジンソウは人間では大丈夫かなと少し疑問にもなりました。」と応えました。

社会では色々よく知っている人たちがいて、フェイスブックを通じて学べることがとても嬉しく思っているのです。  

(キンポウゲ科 ヒメウズ属)

カモ撮りこうちゃん