永和の沼の遊歩道で、珍しい死んだイシガメの個体を見かけた!

死んでいたイシガメ

用水路で見かけたイシガメ

クサガメ

ミシシッピアカミミガメ

蟹江周辺ではカメの仲間は、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)、クサガメ、イシガメ、スッポンなどを見かけます。

他でも書きましたが、99%はアカミミガメです。

そこら中で見かけるので、カメらしいものを見かけるとアカミミガメだと思ってしまいます。

それでも、細々とクサガメやイシガメが棲息しているのを確認しています。

またスッポンも時々見かけますが、これまた非常に珍しい存在です。

先日、永和の沼脇の遊歩道を歩いていて、カメの死骸を見かけました。

見た瞬間アカミミガメだろうと思ってその場を通り過ぎて、その先の雑木林の方に行きました。

そこでシロバナタンポポやホトケノザ等の写真を撮りました。

帰りに永和の沼近くまで来て、もう一度死んだカメの甲羅を見たら、なんと銭形だったのです。

イシガメでした。

ここから北側の東西に流れている割と大きな用水路では、数匹のイシガメを見かけましたが、永和の沼周辺では初めて見かけました。

蟹江周辺では、クサガメよりも数が少なく、ほぼ絶滅状態に近いのではないかと思われます。

ウィキペディアには「具体的な分布は本州、四国、九州、隠岐諸島、五島列島、津島、淡路島、壱岐島、佐渡島、種子島。~中略~ 河川や湖沼・池・湿原・水田などに生息し、やや流れのある流水域を好む。半水棲で水生傾向が強いが、夏季に陸づたいに一定の地域内にある複数の水場を移動することもある。耐寒性が強く、水温3ー5℃の環境下での活動が観察された例がある。冬季になると水中の穴や石の下、堆積した落ち葉の中などで冬眠する。クサガメに比べて綺麗な水質を好む。食性は雑食で、魚類、カエルやその卵および幼生、昆虫、エビ類・カニ類・ヨコエビ類などの甲殻類、陸棲および水棲の巻貝、ミミズ、動物の死骸、陸上植物・水生植物の葉・花・果実、藻類などを食べる。水中でも陸上でも採食を行い、農耕地で地面に落ちたカキなどの果物やトマト・ウリ類などを食べることもある。同種他種問わず他のカメ類が産卵している最中に、その卵を食べることもある。

繁殖様式は卵生。9月から翌4月(冬季を除く)にオスはメスの顔の前で前肢の掌を外側へ向け交互に振って求愛し、メスが受け入れるとオスはメスの上に乗り交尾を行う。6ー8月に8ー10センチメートルの深さの穴を掘り、1回に1ー12個の卵を年に1 ー3回に分けて産む。産卵の間隔は10ー15日。卵は約70日で孵化する。」と示されています。

これまでミシシッピアカミミが、クサガメやイシガメが産卵した卵を食べてしまって、数が減少してきたと思い込んでいたのですが、イシガメも産卵中の卵を食べるようですね。

動物の交尾や産卵のときが無防備になって危険だということが、カメ自身ではなく卵で起こっていることを知りました。

生きることはとても大変なことなのですね。

(イシガメ科 イシガメ属)

カモ撮りこうちゃん