久し振りにミシシッピアカミミガメの集団の甲羅干しを見かけた!
並んで甲羅干しするミシシッピ
アカミミガメなぜか密集しているアカミミガメ
冬の寒い日が続いている合間に、時々暖かい日もあります。
その陽射しを受けて、カメが甲羅干しをしている光景を見かけます。
永和の沼でも宝川の土手下の用水路でも飛島村の用水路でも、少し上がれるところがあると、そこで甲羅干しをしているのを見かけます。
8年ほど蟹江周辺を歩き回っていて、カメの仲間を観察していると、外来種のミシシッピアカミミガメを見かけるのが殆どで99%ほどではないかと思います。
その他の1%に在来種になっているクサガメ、イシガメ、スッポンが入っている感じです。
昔からいたこれらのカメたちは、ミシシッピアカミミガメに駆逐されてしまって、だんだんと減少しているようです。
アカミミガメの産卵数が多いことや、アカミミガメがこれらのカメの卵を食べてしまう等によることが原因だと思われます。
現在では見かける殆どのカメはミシシッピアカミミガメになっています。
このカメは昔ミドリガメといわれて、お祭りなどの屋台で売られていたものが、捨てられたり逃げたりして広がり繁殖したものです。
首のところが赤いので、すぐアカミミガメと分かります。
数日前に宝川の土手を歩いていたら、川に沿った用水路上を横切っているコンクリートの横木に沢山のアカミミガメが上がって、甲羅干しをしていました。
その数は何十匹もの数でした。
この用水路は陽射しがあれば、冬でも北風が入らなくて、暖かい場所です。
「亀の甲羅干し」とはよく言ったものだと思います。
カメは個体距離を保つというよりは密着して並んでいます。
そんな習性が見て取れます。
この習性はカメ全体の習性でもあるようです。
こんな光景を見ると、昔の人は動物の習性をよく知っていたのだなぁと感心してしまいます。
また日本の自然環境はミシシッピアカミミガメなどの外来動植物によって、大きく変わってきているようだと痛感しています。
でも多くの人たちは、そうしたことに無関心のように思えてなりません。
何とも言えない気持になってしまいました。
(ヌマガメ科 アカミミ属)
カモ撮りこうちゃん