木曽川にトモエガモが来ていて驚いた!
木曽川の堰で休むトモエガモ(見えないかも?)
以前撮ったトモエガモ
同じ木曽川の杭で見かけたマガモ
数日前の曇り空の日に久し振りに木曽川西岸の土手を歩いて、カモがいるかどうか確かめに行きました。
毎年この時期になるとマガモが、繁殖地に帰るために集結しているようなのです。
予想通り、木曽川の堰になっている石ころだらけの堰や、堰近くのコンクリートの杭の先に、沢山のマガモが見られました。
まだコガモは見られませんでした。
コガモは5月初旬頃まで、中小河川や池にまだ留まっているようです。
ちょうど干潮時間で、水が引いて川の水辺近くは砂と泥が現れていていました。
そこに昨年も見かけていたタゲリが3羽、その砂浜や水辺で餌採りをしていました。
タゲリも木曽川に集まって繁殖地に向かうのでしょう。
きっと先陣のタゲリではないかと思われます。
マガモが留まっている堰の動画と写真を撮りましたが、距離が遠いのでマガモの良い写真は撮れませんでした。
家に帰ってから動画を見ると、マガモの群れの中にトモエガモが多数混じっていました。
またオナガガモもいくらはいました。
とても驚きました。
ここ10年位蟹江周辺で写真撮りしていますが、名古屋と蟹江を分ける福田川で、一度だけトモエガモを見かけただけで、その後は見たことがありませんでした。
トモエガモの多くは日本海側で冬を越し、カラフト、カムチャッカ半島、シベリア北部の繁殖地に帰っていくようです。
余り太平洋側には来ないらしいのです。
それなのに、木曽川にこれほどのトモエガモが来ているのは、とても不思議です。
近くの中小河川でも見かけないので、冬をこの周辺で過ごしたのではなく、一時的にやってきたのではないかと思われます。
考えてみると、ここ最近は日本海側が大雪で、トモエガモが餌をとる場所はきっとないに違いありません。
そこで木曽川沿いに避難してきたのではないかと思われます。
敦賀から伊吹山を越えると関が原があります。
その先の養老山地や木曽川などの木曽三川もすぐです。
伊吹山と鈴鹿山脈で雪が遮られて、晴れの日が多いのが、海津市や西尾張の天候です。
きっと今回のような異常気象によって、いつも見られないトモエガモが木曽川立田橋付近の堰にきているのではないかと想像しているのです。
ただし遠方にいるトモエガモなので、写真もぼやけてしまい、動画も綺麗に撮れませんでした。
その翌日にも行ってみましたが、今度は暖かい日で空気が揺れていて動画がうまく撮れませんでした。
でもトモエガモの存在だけは分かると思います。
木曽川でトモエガモの群れを見かけたことは、私のカモ撮り写真の歴史の中でも、とても幸運なことに入ると実感しているのです。
(カモ目 カモ科)
カモ撮りこうちゃん
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