久し振りに見かけたチョウゲンボウは、やっぱりカラスに威嚇されていた!
チョウゲンボウを威嚇するカラス
チョウゲンボウの色々
2025年2月1日に飛島村で久し振りにチョウゲンボウを見かけました。
いつも見かけているチョウゲンボウに較べて体つきが大きいように見えました。
多分寒いので体を膨らませているからかも知れません。
最初は別のタカ(ハヤブサ科)の仲間かと思ったのですが、上面の模様と電柱から田んぼ跡に飛んでいく様子から、やはりチョウゲンボウだと確信しました。
電柱から飛んで行って田んぼ跡に降りて、すぐ飛び立って電柱に戻ってきます。
その際に、嘴にバッタらしいものを咥えていることもありました。
電柱から田んぼまでの距離を考えると、バッタがそこにいるのが分かるものだと感心してしまいます。
そんなことを繰り返していると、カラスが飛んで来て、電柱にとまっているチョウゲンボウの上を飛びながら威嚇してきました。
その電柱の近くの柱にとまりました。
多分威嚇しながら鳴いているのでしょう。
する、他からまたカラスが1羽飛んで来て、チョウゲンボウの上を飛びながら威嚇していました。
すると、チョウゲンボウは頭をすくめていましたが、飛び立って隣の電柱の天辺にとまりました。
その隣の電柱にカラスがまた飛んで来て威嚇していました。
カラスに較べてチョウゲンボウの体は小さいのですが、それでもカラスはチョウゲンボウを威嚇するのです。
チョウゲンボウはカラスの威嚇行動をうるさく感じているようですが、すぐ飛び立って逃げる様子はありません。
それでも執拗に威嚇するので、結局は飛び去って行きます。
その後をカラスがまた追いかけていきます。
体つきからすると、チョウゲンボウはオオタカやハヤブサに較べるとかなり小さいタカ(ハヤブサ)の仲間です。
ツミがヒヨドリ位の大きさだとすると、チョウゲンボウはハト位の大きさで、小さい方から2番目の大きさだと思います。
ただいつも不思議に思うのは、その飛び立っていく時に、近くにいたスズメの大群が右往左往しながら逃げていくことです。
トビやミサゴなどの時には逃げないのに、チョウゲンボウの時になぜ逃げるのかとても不思議です。
確かにチョウゲンボウの飛翔している姿は特有なので、スズメたちにはすぐ分かるのかも知れません。
カラスは自分の縄張り内に入ってきたチョウゲンボウを執拗に追いかけて、その縄張りから追い出すことと、カラスは怖いと思わせるモビング行動をしているのかも知れません。
チョウゲンボウの生活を知っても、チョウゲンボウの本当の生活を知ったことにはなりません。
同じ区域に住む他の鳥たちとの関係もを知ることで、本当のチョウゲンボウの生活を知ることなんだろうなと思ったものでした。
(ハヤブサ科 ハヤブサ属)
カモ撮りこうちゃん