飛島村で初めてイソヒヨドリを見かけた!

飛島村の養殖池跡で見かけたイソヒヨドリ

七年前に伊勢神宮に出かけた時、境内でイソヒヨドリを見かけたことがありました。

体が薄い紺色ムクドリかヒヨドリくらいの大きさだったのです。

砂が敷かれている道路上で、餌を探していました。

それまでこんな色合いの鳥を見たことがなかったので写真を撮りました。

こんな鳥がいるのかと思ったのです。

調べてみたらイソヒヨドリでした。

その翌年に鳥羽の的矢湾近くの民宿に行った時にも、港の漁船を係留している岸壁付近で、同じイソヒヨドリを見かけました。

傍の標識の上にとまったりしていて、余り逃げる様子はありませんでした。

近くを縄張りにしているのかなぁと思いました。

その数年後に紀伊勝浦の熊野那智大社に出かけた時も、その石段を上っていく途中でイソヒヨドリを見かけました。

これまでの様子から、海に近いところに棲息しているのではないかと推測しています。

伊勢神宮も五十鈴川に沿って港から登ってきているのかも知れないなと思ったのでした。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)には「留鳥または漂鳥。海岸の岩場、岸壁、礫地、河川、山間のダムなど。繁殖地以外は1羽で生活する。非繁殖期も縄張りをもつ。尾羽をゆっくり上下に動かしながら獲物を探す。昆虫類や甲殻類、トカゲ、フナムシなどいろいろな物を採食する。羽ばたき飛行で直線的に跳び、ときには風に乗るように滑翔する。」と記されています。

私の見かけた場所は、彼らの生活環境と考えられる場所になっています。

先日、私の定点観測地の飛島村に出かけた時に、三福の狭い用水路に一瞬ヒヨドリのような鳥が飛び込んでいくように見えました。

色がブルーだったので、もしかしたらイソヒヨドリかも知れないと瞬間的に思ったのでした。

そこから飛び上がってきて、横にある金魚養殖池跡のコンクリートの縁にとまって中を見ていました。

その様子から、やはりイソヒヨドリだと確認したのでした。

金魚養殖池の跡地は、5つほど並んでいますが、イソヒヨドリがとまっている一番西側の池跡は草が繁茂しています。

すると、その叢に飛び降りて餌を探していましたが、またコンクリートの縁に戻って来て、また池の叢をじっと見つめています。

それを何回もしていました。

この池跡にはハクセキレイも何羽かいて、同様に餌探しをしています。

すると、近くにきたハクセキレイを威嚇し、追いかける場面も何回か見かけました。

かなり気の強い鳥のようです。

縄張りを作るようなので、この辺りで生活しているのかも知れません。

この飛島村は伊勢湾に流れ込む河川がいくつもある河口近くの位置にあるので、それで飛島村にもやって来ているのかも知れません。

漂鳥か留鳥か、何度かこの場所を注意して観察してみたいと思っています。

でも幸運な出会いだったと思っているところです。

(スズメ目 ヒタキ科)

カモ撮りこうちゃん