タヌキの大量のため糞を南濃町で見かけた
タヌキの溜め糞
川の土手で見かけたタヌキ
皮膚病に罹っているタヌキ
これまで川の土手で大量の糞が残っているのを見かけてきました。
最初はイヌの糞かと思っていたのです。
蟹江周辺では善太川の永和中学校脇の土手で、初めてこの糞の山を見かけました。
カルガモやカワセミを目当てに土手を歩いていたのです。
秋になるとコセンダングサやアレチヌスビトハギの実がズボンにくっつくので、それを避けながら歩いていたのですが、加えてその糞を踏んづけないようにしながら歩くのです。
その後日光川と善太川の合流点近くの土手でも、この糞の山を見かけました。
その糞を見ると、秋になるとカキの種も混じっています。
これはイヌではなくタヌキかキツネではないかと思ったのでした。
そこで調べてみたら、タヌキはため糞をする習性があると載っていました。
ため糞があるのは、近くにタヌキが住んでいる証拠になります。
こんな場所にもタヌキが住んでいるんだなぁと思ったのでした。
その当時、永和中学校の先生から、校内の側溝にタヌキが巣を作っていて子タヌキが鳴いていたが、側溝を開けて確かめたことがあると聞きました。
すると翌日にはいなくなってしまったとのことでした。
危険を察してどこかに子タヌキを移動させたのでしょう。
また日光川の土手では、タヌキの親子を見かけたことも、皮膚病におかされているタヌキも見かけています。
タヌキは人里近くの土手や叢で生活しているのではないかと思われます。
先日海津市南濃町の用水脇の雑木林に、ニュウナイスズメが今年も冬を越すために来ていないかと確かめに行きました。
1週間ほど前には、100羽を超えるニュウナイスズメを見かけましたが、その後は数羽ずつしか見かけませんでした。
他にいないかと歩き回っていたら、そこにタヌキのため糞を見かけました。
こんな用水路の土手と田んぼがある場所にタヌキが生活しているのかと思ったのです。
その後1週間ほど経って、今度は用水路に沿った農道をあるいていくと、農道から田んぼの道に分かれるところに大きなため糞が2つありました。
その糞を見ると、カラスウリの種らしいものが入っていました。
とにかく山盛りになったため糞なのです。
日光川の土手で見かけたため糞は、この時期ならカキの種が入っていたのですが、ここでは入っていませんでした。
この場所からはカキの木があるところまで距離がありそうなので、そこまでは移動していないのでしょう。
ため糞などの排泄物などから、その動物の様子、つまりどんなものを食べているかとか、どの位の行動範囲かなどが見られるといわれますが、本当だなと思ったものです。
世の中で考えられているのと違って、科学するものは空想や推理力がないと良い研究はできないと言われるのは、本当だなと思ってしまったのでした。
(イヌ科 タヌキ属)
カモ撮りこうちゃん