今年も木曽川西岸駐車場でシロチドリとハマシギを見かけた!

シロチドリ

シロチドリとハマシギ

ハマシギ

今年1月に木曽川西岸の駐車場でシロチドリの小群を見かけていました。

その写真をフェイスブックに掲載したところ、昨年10月に既に駐車場でシロチドリを見ていたというコメントを貰ったのです。

そこで今年は10月になったら、確かめに行こうと考えていました。

出かけてみるとやっぱりシロチドリの小群が駐車場にいたのです。

その数はざっと13羽位で、今年の1月に見かけたのと同じ位の数でした。

この駐車場は広くて、行事があると沢山の車が駐車しています。

そんな中でもシロチドリが駐車場にいるのです。

面白いことに駐車場の白線に沿ったり、白線上にいたりすることが多く、体全体が白いので見つけにくいからではないかと思われますが、とても面白い行動です。

春から秋まではどこにいるのか分かりませんが、前に見かけた小群とほぼ同じ数なので、前回のシロチドリの群れではないかと思われます。

駐車場で餌などを啄んでいるので、餌探しをしやすいからではないかとも思われます。

というのは駐車場に風に運ばれてきた餌が落ちていて、探すのが容易だからかも知れません。

写真を撮ってから、家のパソコンで拡大してみたら、その小群の中にシロチドリと違った嘴が長いシギが混じっていました。

調べてみてハマシギではないかと思われます。

春先になると腹が黒くなるので分かりやすいのですが、冬羽は見たことがなく、ハマシギかなと思ったもののはっきりしませんでした。

そこでフェイスブックに投稿して、知っている人に助けを求めました。

すると「ハマシギで良いと思います。」と反応がありました。

ハマシギはシロチドリよりはやや大きい感じですが、一見すると両者は似ていて区別がつかないのです。

それで全てシロチドリと思い込んでしまったようです。

でも違うのではないかと思ってよく見ると、羽や胸の一部の模様が違っています。

人間の認識の仕方の面白さだなあと思ってしまいました。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)のハマシギには「旅鳥または冬鳥。干潟、河口、汽水湖、海岸の砂浜や岩場、水田、湿地、河川、湖沼や湿泥地など。普通は群れで行動し、多い群れは1000羽を超す。干潟、海岸の砂泥地や岩の上を忙しく動き回って、貝類、ゴカイ類などをとる。また淡水域でも浅い水の中に入って陸生貝類や甲殻類、ミミズ類、昆虫の幼虫などをとる。」と記されています。

ここで見かけたハマシギは旅鳥なのか冬鳥なのか不明です。

前回もシロチドリの小群に混じっていたものの、少し経ったら見かけなくなりました。

旅鳥かも知れないと、今のところ考えています。

(チドリ目 シギ科)

カモ撮りこうちゃん