ヌスビトハギの花と実を蟹江周辺で初めて見かけた
ヌスビトハギの花と実
アレチヌスビトハギの花と実
天童在住の頃、近くの丘陵地帯を歩き回っていると、ズボンにたくさんのマメ科の実がひっついてきました。
手で払ってもタオルで打ちつけても、そう簡単には取れませんでした。
仕方なく車の脇に座り込んで1個ずつ剥がしていったものでした。
それがマメ科のヌスビトハギでした。
秋になるとコセンダングサ、チヂミグサなどのひっつき虫に取りつかれます。
コセンダングサはズボンや靴下を突き抜けて刺し込んで来るのでとても痛いのです。
それに較べるとヌスビトハギはそれほどではないのですが、ズボンや靴の紐など一面にヌスビトハギの実がひっついて取り除くのが大変だったのです。
実ができる前に咲いている花はマメ科の蝶花で、花のつき方パラパラした感じだったように思います。
蟹江に帰ってから、アレチヌスビトハギがそこら中に生えていて、秋になると綺麗なピンクの花を咲かせます。
その後マメ(実)ができるのですが、その豆の数が並んでいて4個~6個位つながってつきます。
叢に入るとやっぱりひっつき虫で、ズボンなどに大量の実がひっついてきます。
それを取り除くために、歩き回ってから道路やベンチに座って、1個ずつ丹念に取っていきます。
いつも30分位かかるのではないでしょうか。
そんな経験をしてからは、秋の叢には入らないようにしています。
先日海津市森下の古い神社脇の叢に、小さいマメ科の蝶花をたくさんつけているハギの仲間を見かけました。
小さい感じの花がたくさんついているのです。
どんなハギなのか分かりませんでした。
写真に撮ろうとしても、あまりに小さいのでピントが上手く合いません。
殆どのものがぼけてしまっています。
そこでフェイスブックにぼけた写真を投稿して、名前を教えて貰おうと思ったのですが、少し経つと実ができる筈だと考えて、投稿をのばすことにしました。
時間が経つと、花が咲いた後に2つの実がくっついたものがありました。
瞬間的にヌスビトハギだと思いました。
それにしては花の大きさが小さいように思えてなりません。
蟹江に戻ってかれこれ8年を過ぎるところですが、アレチヌスビトハギは沢山見かけているものの、ヌスビトハギを見たのは初めてでした。
この地方にも、やっぱりヌスビトハギは咲いていたのかと、何故かほっとした自分がいることに気がついたのでした。
(マメ科 ヌスビトハギ属)
カモ撮りこうちゃん